湯浅政明監督、トロントのアニメ特集で21本の名作を選定――『AKIRA』『カリオストロの城』『時をかける少女』など
トロント国際映画祭のアニメーション特集プログラム「Drawn Universes: Visions in Animation(描かれた宇宙:アニメーションのビジョン)」で、日本の湯浅政明監督がキュレーターを務める特集上映が開催される。このプログラムで、湯浅監督は自身の作品に影響を与えた21本の作品を選定した。
湯浅監督は、宮崎駿監督の『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)、大友克洋監督の『AKIRA』(1988年)をはじめ、シルヴァン・ショメ監督、ルネ・ラルー監督らの長編映画17本と短編映画4本をピックアップ。プログラムは11月19日(木)、ポール・グリモー監督の『王と鳥』(1980年)で幕を開ける。
開催期間中には、湯浅監督自身も登壇する対談イベントなども予定されている。湯浅監督は、高畑勲監督の『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』と、リチャード・ウィリアムズ監督の『泥棒と靴屋』の上映前に登壇し、作品を紹介する。
その他には、『ピノキオ』(1940年)、『ファンタスティック・プラネット』(1973年)、『銀河鉄道999』(1978年)、『銀河鉄道の夜』(1985年)、『時をかける少女』(2006年)、『トイ・ストーリー3』(2010年)、『リズと青い鳥』(2018年)などの作品がラインナップされている。
シュールな物語と独創的なアニメーション表現で知られる湯浅監督は、『マインド・ゲーム』(2004年)で監督デビューを果たした。2013年にアニメーション制作会社サイエンスSARUを設立し、2020年に退社。2025年には、新会社ame pippinを設立している。
代表作には『夜は短し歩けよ乙女』(2017年)、『夜明け告げるルーのうた』(2017年)、『きみと、波にのれたら』(2019年)、『犬王』(2021年)などがあり、数々の受賞歴を持つ。また、アニメシリーズ『アドベンチャー・タイム』の1エピソードにゲスト監督として参加したほか、Netflixシリーズ『DEVILMAN crybaby』(2018年)にも携わった。
湯浅監督は今回の特集プログラムについて、次のようにコメントした。
「この特集を企画するにあたり、私自身の想像力をかき立て、先人たちや後に続く世代にも影響を与えた作品を振り返りたいと考えました。ラインナップは実に多彩です。これらの作品は、限りない想像力、卓越した技術、そして最高水準の世界観の構築力を示しており、アニメーションによる物語表現の無限の可能性を明らかにしています」
アニメ特集プログラム「Drawn Universes: Visions in Animation」は、現地時間11月19日(木)から12月29日(火)まで、トロントのTIFF Lightboxで開催される。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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