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【訃報】『ブレイキング・バッド』フリン役のRJ・ミッテ死去、34歳 脳性まひとともに歩んだ俳優人生

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【訃報】『ブレイキング・バッド』フリン役のRJ・ミッテ死去、34歳 脳性まひとともに歩んだ俳優人生
RJ・ミッテ 写真:Jason Kempin/Getty Images
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米ドラマ『ブレイキング・バッド』で、ブライアン・クランストン演じるウォルター・ホワイトの息子、ウォルター・“フリン”・ホワイト・Jr.を演じた俳優のRJ・ミッテが、2026年10月12日、テキサス州ブラウンズビルで亡くなった。34歳だった。代理人が発表した。ミッテは俳優として活動する一方、障害者の権利擁護や社会貢献にも取り組んでいた。

『ブレイキング・バッド』全5シーズンでフリン役を演じる

1992年8月21日生まれのミッテは、養子として迎えられ、ミシシッピ州ジャクソンで育った。3歳のときに脳性まひと診断され、幼少期には脚装具や松葉づえを使用していた。

2006年、妹のラシアンヌさんが映画制作の仕事を得たことをきっかけに、ハリウッドで俳優としての活動を始めた。翌2007年には、米ディズニー・チャンネルのドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』にクレジットなしで出演している。

転機となったのは、2008年から2013年まで放送された米AMCのドラマ『ブレイキング・バッド』だった。ミッテは全5シーズンにわたり、ウォルター・ホワイトの息子ウォルター・“フリン”・ホワイト・Jr.を演じ、計56話に出演した。

自身も脳性まひとともに生きてきたミッテは、実体験を役柄に反映させていた。10月5日に公開されたポッドキャスト番組『The Joe Vulpis Podcast』では、役柄の成り立ちについて振り返っていた。

「僕の役は、脳性まひのある人物をモデルに、最初から設定されていました」とミッテは語った。

さらに、フリンのモデルとなったのは、シリーズのクリエイターであるヴィンス・ギリガンの大学時代の友人だったと説明。その人物も脳性まひがあり、前腕で体を支えるタイプの松葉づえを使っていたという。友人はその後亡くなったといい、ミッテは「だからこそ、このキャラクターを演じることには現実味がありました」と語っていた。

共演者のブライアン・クランストンや、母親スカイラー役のアンナ・ガンについても言及。業界で長年活躍してきた2人から多くを学んだと振り返った。また、重いテーマを扱う作品でありながら、撮影現場は和やかな雰囲気だったと明かしていた。

『スイッチ ~運命のいたずら~』など出演作

『ブレイキング・バッド』以降も、ミッテはテレビや映画で幅広く活動した。

2014年には、米ABCファミリー(現フリーフォーム)のドラマ『スイッチ ~運命のいたずら~』シーズン3に出演。スノーボードの事故で下半身不随となり、車いすを使用する医学部志望の学生、キャンベル・ビングマンを演じた。

2022年には、Netflixのシリーズ『ガーディアンズ・オブ・ジャスティス』でマインド・マスターの声を担当。映画では『ハウス・オブ・ラスト・シングス(原題:House of Last Things)』(2013)、『フーズ・ドライビング・ダグ(原題:Who’s Driving Doug)』(2016)、『オーク・ルーム(原題:The Oak Room)』(2020)、『トライアンフ(原題:Triumph)』(2021)、『トーキング・トゥ・ストレンジャーズ(原題:Talking to Strangers)』(2026)などに出演している。

近年の出演作の1つが、ジョシュ・ウェバー監督によるスリラー映画『カッシ(原題:Cassi)』だ。同作は2026年9月のトロント国際映画祭に関連して紹介された。

ミッテは葬儀場で働く孤独な男性を演じ、ダヴ・キャメロン演じるウェイトレスとの出会いをきっかけに、命を懸けた復讐劇へと巻き込まれていく姿を描いている。

脳性まひの経験を生かし、障害者の権利擁護にも尽力

俳優業と並行して、ミッテは障害のある人々への理解を広め、社会参加の促進や、映画・テレビにおける障害者の表現のあり方を改善する活動にも力を注いだ。

代理人によると、ミッテは脳性まひのある人々を支援する団体United Cerebral Palsyと、医療支援を行うShriners Children’sのアンバサダーを務めていた。また、自身の名前を冠した慈善団体The Mitte Foundationの会長として、地域社会への支援や慈善活動に取り組んでいた。

2013年のメディア・アクセス賞では、『ブレイキング・バッド』での演技を通じた障害者の表現への貢献などが評価され、SAG-AFTRA ハロルド・ラッセル賞を受賞した。

代理人は声明で、ミッテが俳優として人々を楽しませるだけでなく、障害のある人々に対する固定観念に挑み、映画やテレビなどで多様な人々が適切に描かれるよう尽力してきたことを強調した。

私生活では、ケネディ・スアレスさんと2025年10月に婚約した。米『ピープル』のインタビューでは、スアレスさんについて「人生をともに歩むパートナーに出会えたことがうれしい。彼女は僕にとってすべてです」と語り、2人で新たな人生を始めることへの期待を明かしていた。

遺族には妹、母親、祖母のアニタさんがいる。

ミッテの死因について、代理人は公表していない。米メディア『TMZ』は、郡当局者の話として自殺と報じているが、捜査は継続中と伝えている。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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