カンヌ国際映画祭 2023: L・ディカプリオ主演×M・スコセッシ監督最新作『Killers of the Flower Moon(原題)』に9分間のスタンディングオベーション

『Killers of the Flower Moon(原題)』より 写真: ©APPLE TV+.
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20日、カンヌ国際映画祭マーティン・スコセッシ監督最新作『Killers of the Flower Moon(原題)』のプレミアが行われ、上映後観客から約9分間にわたるスタンディングオベーションが巻き起こった。

スコセッシ監督はプレミアで「今作は、オクラホマで数年前に撮影しました。ここまで来るのに時間がかかりましたが、Appleが親身になってくれました。こんな経験は初めてです」とコメントした。

Appleオリジナル作品『Killers of the Flower Moon(原題)』は、上映時間が3時間26分に及ぶクライムドラマ。レオナルド・ディカプリオを主演に据え、リリー・グラッドストーン、ロバート・デ・ニーロらが出演している。カンヌプレミアに登壇したグラッドストーンらは、スタンディングオベーションに包まれ目に涙を浮かべていた。

同作のレッドカーペットには、トビー・マグワイアをはじめ、ケイト・ブランシェットポール・ダノサルマ・ハエック、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』のジェームズ・マンゴールド監督ら豪華な面々が集結。さらにAppleのティム・クックCEOがキャスト陣とともにカーペットを歩いた。

2017年に出版されたデイヴィッド・グランの同名のノンフィクションを映像化し、スコセッシ監督とエリック・ロスが脚本を手掛けた。1920年代を舞台に、オクラホマ州の先住民オーサージ族の連続殺人事件を捜査するFBIの姿が描かれている。先住民の土地に石油が発見されたのち、同時代は“恐怖時代”として知られるようになった。

スコセッシ監督と通算6回目のタッグとなるディカプリオは、牛飼いのウィリアム(演: デ・ニーロ)の甥アーネストを演じる。そのほか、ケリー・ライカート監督『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』(2017)で脚光を浴びたグラッドストーンが石油財産を相続したオーサージ族の女性モリー役、ジェシー・プレモンスが殺人事件を捜査する元テキサス・レンジャーのトム役で出演する。

これまで、スコセッシ監督作品はカンヌで何度も上映されてきた。(1976年に『タクシードライバー』でパルムドール、1985年に『アフター・アワーズ』で監督賞を受賞)今年は、映画祭ディレクターのティエリー・フレモー氏から『Killers of the Flower Moon(原題)』のコンペティション部門への出品が持ちかけられていたが、Appleは見送ることにしたという。

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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