役所広司、アカデミー賞授賞式に出席『PERFECT DAYS』で「1等賞獲りたい」

「PERFECT DAYS」
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俳優の役所広司が25日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画『PERFECT DAYS』の大ヒット御礼舞台あいさつに出席。3月10日にロサンゼルスで開催される第96回アカデミー賞授賞式に出席することを明かした。

同作は国際長編映画賞にノミネートされており、「ノミネートが決まった時点でホッとして、ここまでくれば満足だったけれど、1等賞を獲りたい欲が出てきた」と正直な気持ちを吐露。その上で「世界中の映画の仲間たちと楽しみたい」と期待した。

公開から約2カ月で観客動員70万人、興行収入10億円を突破。世界80以上の国と地域でも封切られ、総興収も2430万ドル(約36億4500万円)を達成した本作。ヴィム・ヴェンダース監督作品として00年『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の記録を更新した。

役所は今月5日から20日まで、米国公開に向けたキャンペーンや英ロンドンでの上映に立ち会うため、ヴェンダース監督と行動を共にした。「日に日に監督の機嫌が良くなっていくのを実感した。少しは恩返しができたかな」とうれしそうに語った。

東京・渋谷の公衆トイレ清掃員の日常を、静ひつな映像でつづった物語で、役所はカンヌ映画祭の最優秀男優賞を受賞。外国人観光客が撮影で使われたトイレを訪れることも多くなったそうで、「清掃員の方も気合が入っていると聞いて、とても良いと思う。トイレは汚れるもの。あとは使う人が少しでもきれいに使おうと思ってもらうことが最終目標です」と呼びかけた。

この日はほかに共演の中野有紗、アオイヤマダ、田中泯も登壇した。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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