Netflix『三体』続編の可能性は?シーズン1の評価は賛否両論

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Netflix『三体』写真: NETFLIX
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NetflixのSF大作『三体』に対する批評家の評価は、大絶賛から酷評まで千差万別だ。視聴者の評価も同様に分かれており、原作小説ファンの中には、大胆な脚色を批判する人もいれば、本作は最高傑作だという人も多い。

『三体』は配信後、Netflixのテレビ番組トップ10で初登場2位を獲得。一方で、シーズン1のクリフハンガー的な結末は、ファンにとって続編への期待を高まらせるものだった。

シーズン2はもっと“傑作”に?

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Netflix『三体』写真: ED MILLER/NETFLIX

『三体』のショーランナー、デヴィッド・ベニオフ、D・B・ワイス、アレクサンダー・ウーの3人は、シーズン2は「さらに良くなる」と示唆している。

ベニオフは以前、米『ハリウッド・リポーター』に対し「劉慈欣の原作は、2作目は1作目よりずっと良いし、3作目には心を完全に揺さぶられました。物語が進むにつれてどんどん野心的になり、2作目では大きな飛躍を遂げます。だから、シーズン2が叶えば素晴らしいですよね」と明かした。

超高額な製作費…更新なるか?

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Netflix『三体』写真: ED MILLER/NETFLIX

『三体』にとっての難題は、Netflixの脚本シリーズとしては史上最高額とされる製作費(1話あたり2000万ドル台)だ。

Netflixはシーズン更新の決定に関して数学的なことで知られており、同社のベラ・バジャリアCCOは昨年、「予算と視聴者の規模は、更新を決定する際の1つの要素です」と語っている。

更新への前向きな兆し

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Netflix『三体』写真: ED MILLER/NETFLIX

重要なのは、ベニオフとワイスが2億ドル相当の大規模契約の一部としてNetflixに雇われたという事実だ。ストリーマーや放送局は、大物が制作したドラマの打ち切りをためらう傾向がある(例外もあり、ライアン・マーフィーの『ラチェッド』を1シーズンで打ち切った)。

さらに、Netflixは米「SXSW Film & TV Festival」で上映を行うなど、本作のプロモーションに全力を挙げている。そのうえ、同プラットフォームは四半期報告で1300万人の会員数増加を伝えるなど、経営状況も好調だ。

構想は全4シーズン

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Netflix『三体』写真: COURTESY OF NETFLIX

『三体』のショーランナーたちは、本作を4シーズンにわたって描きたいと語っている。ベニオフは最近、『Games Radar』に対し、以下のようにシーズン2への意気込みを語った。

「シーズン2は未定ですが、更新されたかのように全速力で突き進まなければなりません。というのも、もし次シーズンが決まったとしたら、時機を逸することなく人々に届けるために、すぐに全力で取り組む必要があるからです」

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※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。編集/和田 萌

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