リチャード・ドレイファス、『ジョーズ』上映会で差別的な発言か ― イベント主催者が謝罪
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俳優のリチャード・ドレイファスが、25日に米マサチューセッツ州で開催された出演作『ジョーズ』の上映イベントに出席した際に、性差別・同性愛嫌悪的な発言をした疑惑について、劇場側が謝罪する事態となった。
当日の参加者のSNS投稿によると、ドレイファスはトランスジェンダーの若者や、アカデミー賞の多様性基準などに対して差別的な見方を示し、自由奔放に暴言を吐いたという。
イベント終了後、SNS上にはドレイファスの一連の発言を批判する投稿が相次いだ。とある参加者は、「彼の人種差別、同性愛嫌悪、女性嫌悪的な暴言が原因で、何百人もの出席者とともにイベントから退出した」と綴り、同俳優の発言は“不快で侮辱的だった”と主張する人もいた。
上映会を開催した劇場は27日、声明を発表し、「ドレイファス氏によって表明された見解は、私たちが組織として掲げているインクルージョンとリスペクトの価値観を反映したものではありません。多くのお客様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
ドレイファスは昨年5月にも、米テレビ番組に出演した際に、アカデミー賞が採用した多様性を促進するための選考基準について、「吐き気がする」と発言していた。
「申し訳ないが、この国にはそういった配慮が必要な少数派や多数派が存在しているとは思わない。これはお金を生む商業の一形態でもあるけれど、芸術だ。そして、芸術家である私に対し、道徳とは何かに関する最新の考え方に従わなければならないと命令することは誰にもできない」
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌
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