『三体』が中国で映画化、チャン・イーモウが監督へ

チャン・イーモウ 写真: ANTHONY KWAN/GETTY IMAGES
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劉慈欣のベストセラーSF小説『三体』が、巨匠チャン・イーモウによって中国で映画化されることが分かった。16日、上海国際映画祭のフォーラムで発表された。

新華社通信によると、中国の大手スタジオ「Beijing Enlight Media」のWang Changtian会長が、同社は本プロジェクトの初期段階にあると語ったという。また、原作小説および関連メディアの著作権を持つ「Three-Body Universe Cultural Development Co.」も、企画が進行中であることを認めた。

2014年出版の小説『三体』は、これまで様々なメディアで映像化されてきた。アメリカが制作したNetflixドラマ『三体』は世界中でヒットし、シーズン2&3への更新が決定。さらに、中国のテレビドラマ版は2023年に放映され、今年初めには米Peacockでも配信された。

40年に及ぶキャリアを持つチャン・イーモウは、『紅いコーリャン』、『活きる』、『HERO』や『LOVERS』などの監督作で知られ、国内外の映画ファンから愛されている。また、2008年の北京オリンピックでは、開会式と閉会式の演出を手がけた。

近年は、中国国内の観客向けに作品を発表し、この1年半に公開された3本の監督作の中国興収は累計11億5000万ドルを記録。時代劇コメディー・スリラー『満江紅』は、2023年の中国映画興行収入No.1となった。

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※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌

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