『グラディエーターII』批評家からは概ね好評「スリル満点の超大作」
2000年のリドリー・スコット監督によるオスカー受賞作『グラディエーター』の続編『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』の批評家レビューが解禁された。
数十年ぶりのアクション超大作は、米映画批評サイト・Rotten Tomatoesでスコア77%のフレッシュ評価、Metacriticで平均67%の“概ね好評”という評価を獲得。続編では、将軍アカシウス(ペドロ・パスカル)率いる軍に故郷を侵攻されたルシアス(ポール・メスカル)が、ローマ帝国の栄光を取り戻すため“グラディエーター”=剣闘士として闘いに臨む姿が描かれる。
BBCのカリン・ジェームズ氏は、1作目と比較して「主演のメスカルは、ラッセル・クロウと同じくらい印象的」だとしながら、「感情とアクションの完璧なバランスは劣るが、十分なレベルに達している」と指摘。『The Guardian』のピーター・ブラッドショー氏も、「スリル満点の超大作で、メスカルは素晴らしい。楽しめた」と述べた。
『Empire』のボイド・ヒルトン氏は、「退屈で予想の範囲内の続編になり得たが、楽しい娯楽作品として完成している。『グラディエーターII』は、今年の賞シーズンで健闘するだろう。最高の体験だ」と賛辞を送った。
一方で、中にはネガティブな評価も。『New York』のアリソン・ウィルモア氏は「アクションのスリルは、他の部分の中身のなさを強調しているに過ぎない」と綴り、『The Film Verdict』のアロンソ・デュラルド氏は「派手なアクションや驚きの展開がない時は、少々退屈」と評した。
映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』は、11月15日(金)劇場公開。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌
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