大ヒットコンボなるか:『ウィキッド』週間1,900万ドル、『グラディエーターII』は1日で650万ドル、試写絶好調

Wicked and Gladiator II
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ユニバーサルのミュージカル映画『ウィキッド ふたりの魔女』とパラマウントの『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のコンボのおかげで、米国の映画興行が歴史的な活気を取り戻している。

主に女性からの評判が高い『ウィキッド ふたりの魔女』は、木曜日の試写で3,300館にて1,100万ドルの大ヒットを記録し。先週行われた特別先行上映も含めると、試写総額は1,920万ドルに達した。月曜日には、アマゾンプライムによる上映が750館で250万ドルを稼ぎ出し、水曜日の先行上映は2,000館で570万ドルを獲得。

映画監督ジョン・M・チュウによる人気ブロードウェイミュージカルの映画化は、アリアナ・グランデとシンシア・エリヴォを筆頭とする注目のキャストを誇る。ミュージカル、特に実写ミュージカルとしては歴代トップクラスのオープニング興収を記録するはずだ(8500万ドルから1億2000万ドル、いやそれ以上と予想される)。ミュージカルというジャンルにとっては朗報だ。また、2本の映画を製作するという大きな賭けに出たユニバーサルにとっても朗報だ。『ウィキッドII』は1年後に公開予定。

『ウィキッド ふたりの魔女』はサンクスギビングの前日である11月27日に公開される予定だったが、連休に向けた口コミ効果を高めるために前倒しされた。

新たな公開日は、27日に公開されるディズニーの『モアナと伝説の海2』から少し距離を置くことにもなった。『モアナと伝説の海2』も既に好調の兆しが見えており、サンクスギビング週末の5日間(水曜日から日曜日まで)をリードするかもしれない。

ソーシャルメディアは、『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』と『ウィキッド ふたりの魔女』が今週末、バーベンハイマー効果でシネコンに男女を引きつける完璧な組み合わせになるとの憶測で盛り上がっている。『ウィキッド ふたりの魔女』は現在、ロッテン・トマトで89%、『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』は72%の高評価を得ている。

リドリー・スコット監督による2億5000万ドルの『グラディエーター』続編は、前作から24年の時を経ての公開。オープニング興収は6500万ドル前後になりそうだ。ポール・メスカル、デンゼル・ワシントン、コニー・ニールセン、フレッド・ヘッキンジャーらが出演する。

※本記事はオリジナル記事から抄訳・要約しました。翻訳/山中 彩果

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