ジェシー・アイゼンバーグ、伝記映画で演じたザッカーバーグ本人とは「会うな」と警告されていた
俳優のジェシー・アイゼンバーグが、フェイスブックの共同創業者マーク・ザッカーバーグ氏を演じた2010年の映画『ソーシャル・ネットワーク』についてを振り返った。
米『ハリウッド・リポーター』のポッドキャスト番組「Awards Chatter」に登場したアイゼンバーグによると、ザッカーバーグ氏を演じることが決まった後、撮影開始前に本人と直接会う機会を望んでいたが、映画のプロデューサーは何も手配していなかったという。
そこで当時25歳だったアイゼンバーグは、北カリフォルニアのメンロパークにあるフェイスブックのオフィスに直接乗り込み、ザッカーバーグとの面会を求めようと決意した。
「プロデューサーから『(面会の)手配はしない』と言われたので、自分で会いに行こうとしていたんです。実際に車を運転して向かっていました。オフィスに行けば中に入れてくれるだろうと思っていた。私が出演することは発表されていたし。ただ彼と同じ空間にいて、その雰囲気を感じたかっただけです。それは最低限の研究だと思いました。生きている本人がそこにいるのに、どうやって映画で演じられるでしょうか?」
しかしその時、『ソーシャル・ネットワーク』のプロデューサーから携帯に電話がかかってきた。「スコット・ルーディンから電話があって、『そこに行くな』と言われました。ソニーの弁護士たちの代理として私に伝えてきたんです。『法的な理由で、それはできない』とね」
アイゼンバーグは最近、新作『リアル・ペイン~心の旅~』(1月31日公開)で脚本・監督・主演を務め、高い評価を得ている。ホロコースト関連の史跡を訪れるためにポーランドを共に旅する二人のいとこを描き、アイゼンバーグは今月アカデミー賞脚本賞にノミネート。14年前には、『ソーシャル・ネットワーク』で主演男優賞に候補入りしている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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