【訃報】ブライアン・マーフィーが92歳で死去、代表作に『Man About the House』など
![1965年のブライアン・マーフィー Terry Disney/Express/Getty Images](https://hollywoodreporter.jp/wp-content/uploads/2025/02/Brian-Murphy-Obit-Template-Headshot-Getty-H-2025.jpg)
アメリカでもリメイクされた、1970年代のイギリスのシットコム『Man About the House(原題)』や『George and Mildred』で有名な英国の俳優ブライアン・マーフィーが死去。92歳だった。
日曜日にイギリス・ケントの自宅でがんのため亡くなったと、代理人のトーマス・ボウィントン氏が発表した。
ブライアン・マーフィーは、1981年の短命コメディ『The Incredible Mr TannerTanner』、1982年の『L for Lester』、1984〜85年の『Lame Ducks』などに主演。2003年から2010年まで8シーズンにわたり、長寿BBCシットコム『ラスト・オブ・ザ・サマーワイン』 でアルヴィン・スメドレー役を演じた。
ITVの『Man About the House』は、テムズ・テレビジョン制作のシットコムで、リチャード・オサリヴァンが学生シェフのロビン・トリップを演じた。ロビンは、ロンドンのフラットで若い女性2人、クリッシー(ポーラ・ウィルコックス)とジョー(サリー・トムセット)と共に、あくまでプラトニックな関係で同居する。大家のジョージと、性的に欲求不満な妻ミルドレッド(ユーサ・ジョイス)には、ロビンがゲイだと伝えられる。
ブライアン・クックとジョニー・モーティマーによって創作されたこの人気シリーズは、1973年から1976年まで6シーズンにわたって放送された。その後、スピンオフ作品として『George and Mildred』が制作され、口論の絶えないローパー夫妻がより良い家に引っ越すという設定で、1976年から1979年まで5シーズン続いた。
この設定は、『Man About the House』のリメイク版であるABCの『スリーズ・カンパニー』のファンにはおなじみだろう。同作はドン・ニコル、マイケル・ロス、バーニー・ウェストによって企画され、1977年から3シーズンにわたりノーマン・フェルとオードラ・リンドリーがスタンリーとヘレン・ローパーを演じた。その後、1979年から1980年にかけて放送されたスピンオフ『The Ropers』 へと続いた。オリジナルのルームメイト役には、ジョン・リッター、ジョイス・デウィット、スザンヌ・ソマーズが出演していた。
ブライアン・マーフィーは1932年9月25日、ワイト島で生まれる。第二次世界大戦で2人の兄を亡くし、王立空軍での兵役を終えた後、ロンドンの王立演劇芸術学院(RADA)で演技を学んだ。
1950年代にはジョアン・リトルウッド・シアターワークショップに参加。その後、『The Avengers』や『Z-Cars』などのテレビ番組に出演し、リトルウッド監督の1963年の映画『Sparrows Can’t Sing』にも登場していた。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。
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