実写映画『白雪姫』が2025年の低迷する興行収入を回復できるか

白雪姫は、1億ドル以上のグローバルオープニングで興行収入を上げることを望んでいます
ディズニー実写映画『白雪姫』で白雪姫を演じるレイチェル・ゼグラー 写真:DISNEY
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2025年の興行収入は当初、前年比22%増加が予測されていたが、低調な興行成績が続いた結果、現在では5%の減少となっている。この状況を打破する可能性がある作品として、ディズニーの実写映画『白雪姫』が注目されており、米国内で4,500万~5,500万ドル、世界で1億ドル超のデビューが予想されている。しかし、成功が確実とは言えず、ディズニー幹部も慎重な姿勢を取っている。

『白雪姫』は度重なる延期の末に公開されるが、特に海外市場ではパンデミックや労働争議の影響で公開が遅れた。中東の一部地域ではラマダン期間を考慮して公開が見送られるが、ほぼ全世界で上映される予定だ。

本作は論争にも見舞われ、主演のレイチェル・ゼグラーのキャスティングが、原作のイメージと異なるとして批判を招いた。さらにディズニーは、3月15日のワールドプレミアで独立系メディアの取材を禁止し、情報統制を強化。このプレミアではゼグラーと女王役のガル・ガドットが良好な関係を見せ、ガザ紛争に関する政治的対立の懸念はなかった。

また、ゼグラー自身も発言で注目を集め、昨年秋にはドナルド・トランプ大統領の移民政策を批判し話題となった。こうした論争の中で公開を迎える『白雪姫』が、低迷する興行収入の回復の鍵を握るか注目されている。

『白雪姫』は少女や女性、ファミリー層からの認知度が高く、競合作品がほぼない中で全米で多数のIMAXスクリーンを確保している点が強みとされる。競合スタジオの幹部も、映画館側が本作に期待を寄せていると認めている。

過去のディズニー実写映画では、『美女と野獣』が1億7,460万ドル、『シンデレラ』が6,790万ドル、『マレフィセント』が6,900万ドルのオープニング興収を記録した。しかし、『白雪姫』は若い世代への認知度が低く、1937年の原作アニメからの時間の経過も課題となる。

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※この記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら

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