【F1シンガポールGP2026】土曜レポート|フェルスタッペンがスプリントと予選を制覇、キム・カーダシアンがフェラーリガレージに降臨
マリーナ・ベイの夜に霞がかかる——雨とK-POPとハミルトンの彼女が彩ったシンガポールの土曜日
キム、K-POP、そしてシンガポールの夜
マリーナ・ベイの週末は、今年も見どころに事欠かない。地域から流れ込む霞がスカイラインをソフトに染め、金曜夜の大気質指数は市内中心部で192という今年最高値を記録。それでもグランドスタンドは満員のままだった。雨が来ようと霞が来ようと、このサーキットの観客は動かない。
週末最大の話題はコース外から届いた。ルイス・ハミルトンのガールフレンド、キム・カーダシアンがシンガポール入りし、土曜日のスプリント中にフェラーリガレージのバックエリアでピンクのマキシドレス姿で目撃された。今季2度目のグランプリ——1度目はモナコ。その時ハミルトンは2位。今日も2位。偶然とは思えない。
ケリー・ピケもフェルスタッペンとともに来場。スプリント勝利を目撃した。お守りの効果は今のところ申し分ない。
そしてシンガポールは今年、F1史上最もK-POP色の濃いグランプリとなった。ウィリアムズは人気アニメ「ダンダダン」とのコラボを発表し、TWICEのツウィがウィリアムズのバーシティジャケット姿でパドックに登場。ブライトリング&アストンマーティンのポップアップにはストレイキッズのバン・チャン、キャデラック&トミー・ヒルフィガーのポップアップにはタイのスター俳優フォース&ポンドが来場。日曜にはIVEのジャン・ウォニョンが登場予定と、K-POPとF1の融合がシンガポールで最高潮を迎えた。F1のアジアにおける成長は、ここに最もはっきりと見える。
音楽面でも豪華だ。金曜はJJ Linがパダン・ステージを制し、地元の大歓声を受けた。土曜夜はザ・キラーズがヘッドライン——2013年以来のシンガポール復帰だ。日曜の決勝後にはラナ・デル・レイとジャネット・ジャクソンが控える。シンガポールで一番の夜はレースの後に来る。

写真:Shiga Sports Japan
スプリントと予選——フェルスタッペン、支配の一日
スプリントは混乱から始まった。スタート直前に猛烈な豪雨が降り、30分遅延。全車インターミディエイトでコースに出たが、1周目最終コーナーでラッセルがホワイトラインに乗ってスピン、壁に激突してリタイア。トップを引き継いだフェルスタッペンは2度のセーフティカー再スタートを完璧にコントロールし、2.6秒差でチェッカー。シンガポールいかなるフォーマットでも初勝利だ。ハミルトン2位、ルクレール3位、アントネッリ4位でリードを89ポイントに拡大。
最終ラップにはさらなるドラマが待っていた。ノリスがターン5でチームメイトのピアストリに飛び込んで接触——ピアストリはバリアへ、ノリスは8位でゴール。コンストラクターズ争いにおける自傷行為と言っていい。その後のインタビューでノリスが短く投げやりな対応を見せたことも物議を醸した。

予選ではフェルスタッペンが2回目のアタックを必要とせず盤石のポールを獲得。後続に対して余裕のあるマージンで、タイヤセットを一本温存してのポールだ。ルクレール2番手、ハミルトン3番手でフェラーリがフロントローに迫った。ノリス5番手、ピアストリ7番手とマクラーレンは失望の予選。アントネッリは6番手、ラッセルはエンジンペナルティにより後方グリッドスタートとなる。
アストンマーティンは悲惨な一日となった。アロンソ17番手、ストロール19番手。期待していたシンガポールで全く速さが出ず、ホンダとチームは夜間にアロンソのパワーユニットを交換するという異例の判断を下した。
明日の決勝、フェルスタッペンがシンガポールGP本戦の初勝利を刻むのか。フェラーリが本当にチームワークを発揮できるのか——マリーナ・ベイの夜が、答えを出す。
F1シンガポールGP2026 予選結果
- フェルスタッペン(レッドブル)
- ルクレール(フェラーリ)
- ハミルトン(フェラーリ)
- アントネッリ(メルセデス)
- ノリス(マクラーレン)
- ラッセル(メルセデス)
- ピアストリ(マクラーレン)
- ガスリー(アルピーヌ)
- ローソン(レーシングブルズ)
- リンドブラッド(レーシングブルズ)
- ヒュルケンベルグ(アウディ)
- ベアマン(ハース)
- オコン(ハース)
- サインツ(ウィリアムズ)
- ボルトレート(アウディ)
- コラピント(アルピーヌ)
- アロンソ(アストンマーティン)
- アルボン(ウィリアムズ)
- ストロール(アストンマーティン)
- ペレス(キャデラック)
- ボッタス(キャデラック)
- ハジャー(レッドブル)タイムなし
