『SHOGUN 将軍』：エミー賞18冠とゴールデングローブ賞4冠を誇る戦国ドラマの新たな金字塔

『SHOGUN 将軍』は、2024年に配信が開始されたDisneyとFXが制作した大ヒット戦国スペクタクル・ドラマ。

戦国時代の日本を舞台に、壮大な歴史的背景や文化的衝突、権力争いが描かれ、重厚なストーリー展開とビジュアルが視聴者を魅了している。『トップガンマーヴェリック』の脚本家ジャスティン・マークス、真田広之が主演兼プロデューサーを務めた本作は、配信開始当初から国内外で高い評価を受けている。

真田広之、ドラマ『SHOGUN 将軍』写真：Katie Yu / FX / Disney

第76回エミー賞では、史上最多となる18部門を制覇し、2024 Unforgettable Galaではアンナ・サワイがTV俳優賞、真田広之がグローバルアイコン賞を受賞。

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さらに、第82回ゴールデングローブ賞では、テレビドラマ部門の作品賞、主演男優賞（真田広之）、主演女優賞（アンナ・サワイ）、助演男優賞（浅野忠信）の4冠を達成。この受賞は、キャストの卓越した演技力や、戦国時代の日本をリアルかつ壮大に描いた作品の完成度の高さが評価された結果であり、視聴者や批評家からも絶賛を受けた。

また、2025年1月12日（現地時間）に開催される第30回クリティクス・チョイス・アワードにおいても、テレビ部門（ドラマシリーズ）で作品賞、主演男優賞（真田広之）、主演女優賞（アンナ・サワイ）、助演男優賞（浅野忠信、平岳大）、助演女優賞（穂志もえか）にノミネートされている。

また、米国の大手エンターテインメントメディア、ハリウッド・リポーター誌より「トレイルブレイザー賞」が浅野忠信へ贈られたことにも注目。本賞は「革新を切り拓き、新たな道を創る先駆者」と認められた者へ贈られる賞で、過去にはジーン・スマート、デヴィッド・オイェロウォ、エヴァ・ロンゴリアなどが受賞している。

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左からMCボダン・クララさん、THRアジア支局長パトリック・ブレゼスキさん、THRジャパン志賀司会長、西岡徳馬さん、THRトレイルブレイザー賞を受賞した浅野忠信さん、金井浩人さん、穂志もえかさん、向里祐香さん、祁答院雄貴さん、MCスティーブン・ヘインズさん　©︎ The Hollywood Reporter Japan

すでにシーズン2と3の制作が決定しており、原作には描かれなかった登場人物の背景や新たな国際的視点が取り入れられる予定で、さらなる深みと広がりが期待される『SHOGUN 将軍』。THRジャパンは作品の配信開始前から注目し、キャストの真田広之、アンナ・サワイ、コズモ・ジャーヴィスをはじめ、二階堂ふみ、竹嶋康成、倉悠貴、向里祐香、祁答院雄貴に独占インタビューを実施してきた。

ジョン・ブラックソーン（按針）役のコズモ・ジャーヴィス CR: Kurt Iswarienko/FX
落葉の方役の二階堂ふみ Pictured: Fumi Mikado as Ochiba no Kata. CR: Kurt Iswarienko/FX
©︎ FX/Disney

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本記事では、そんな今大注目の『SHOGUN 将軍』の原作小説を紹介する。

作家　ジェームズ・クラベル

1921年オーストラリア生まれの英国人。第二次世界大戦でイギリス軍に従軍し、日本の戦争捕虜となる。
作家、脚本家、映画監督としてアメリカで活躍。

1962年のベストセラー『キング・ラット』に始まる小説群「アジアン・サーガ」と、そのドラマ化作品によって知られる。
映画『大脱走』『蝿男の恐怖』などの脚本も手がけ、『いつも心に太陽を』では脚本、監督、プロデューサーを務めた。
小説としては『将軍』『Noble House』『タイパン』『Whirlwind』がニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー第1位を記録。

『将軍』日本語版は、全4巻。単行本と、電子書籍版（Kindle）で展開されている。Kindleでは専用端末が不要で、スマートフォンやタブレット、PCに専用アプリをインストールするだけで、どこでも手軽に読書が楽しめる。また、フォントサイズの調整やハイライト機能など、電子書籍ならではの便利な特徴も備えている。