永野芽郁『かくかくしかじか』で2年ぶり共演の恩師・大泉洋は「心強かった。最高」
人気漫画家・東村アキコさんのマンガ大賞受賞作を実写映画化した『かくかくしかじか』のプレミアイベントが15日、都内の私立高校で行われた。主演の永野芽郁をはじめ大泉洋、見上愛、畑芽育、鈴木仁、森愁斗、関和亮監督が出席し、513人の生徒から熱烈な歓迎を受けた。
漫画家を目指す女子高生が、恩師となる絵画教師のスパルタ指導を通して成長していく、東村さんの自伝的作品。生徒たちの大歓声を受けてレッドカーペットを歩いた永野は、「明るく盛り上げてくれてありがとう。ちょっと眠かったけれど、一瞬で目が覚めました」と満面の笑み。大泉はあまりの声の大きさに耳をふさぐ一幕もあったが、「どれだけ元気なんだろう。おじさんも、とっても元気になりました」と話した。
2人は2023年『こんにちは、母さん』で父娘役を演じて以来の共演。永野は「前回は(撮影)日数がそれほどなかったけれど、今回はガッツリ。大泉さんは心強かったし、面白いし、楽しいし、おいしいご飯に連れて行ってくれた。最高です」と持ち上げた。
大泉はご満悦の表情で、ロケ地の宮崎から車で往復4時間かけて鹿児島まで鍋を食べに行ったこともあったと告白。さらに、「今回は立場が全然違って、濃密な絡みもいっぱいあった。改めて永野芽郁という役者の凄さを目の当たりにした。油断すると、観客になって飲み込まれそうな迫力に満ちた演技をしていた」と永野をべた褒めだ。
高校時代の思い出を聞かれると、永野は「もうこのお仕事をしていて、あまり通えていなかった。朝ドラ(『半分、青い。』)を撮っていて、もう全日制は難しいとなった時に仲の良い友達たちが寄せ書きをくれて窓から見送ってくれたんです」と懐かしそうに話した。対する大泉は、「目立たなくて特に何もない。友人とお笑い研究会をつくろうかと話したが、その友人しか入ってこなかった」と寂しそうに明かした。
そして、「今はコミュニケーションが取りにくい時代かもしれない。今の時代、テレビではやれないくらいの先生だけれど、本音で生徒とぶつかり合うこの物語が時代がいい方向に動くきっかけになってくれれば」と期待。永野は「完成した作品を見て、知っているのに泣きました。なのに笑える不思議な映画。自分の人生を変えてくれた人、ターニングポイントのきっかけをくれた人が頭に浮かんで、その人たちに『ありがとう』とメールしました」と語り締めくくった。
『かくかくしかじか』は、5月16日に全国で公開される。
取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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