第18回AFAノミネート発表、『敵』が日本最多の6部門で候補に
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アジア全域版アカデミー賞とされる第18回アジア・フィルム・アワード(AFA)のノミネーションが10日、発表された。
アジア25の国と地域から全16部門で30作品が選ばれた。日本からは、昨年の東京国際映画祭で東京グランプリなど3冠に輝いた『敵』が作品賞、監督賞(吉田大八)、主演男優賞(長塚京三)、助演女優賞(瀧内公美)、衣装デザイン賞(宮本茉莉)、撮影賞(四宮秀俊)の6部門で候補となり最多となった。
昨年のカンヌ映画祭の監督週間に選出され、国際映画批評家連盟賞を受賞した『ナミビアの砂漠』は新人監督賞(山中瑶子)と主演女優賞(河合優実)、昨年のヴェネチア国際映画祭のオリゾンティ部門で上映された『HAPPYEND』も新人監督賞(空音央)と新人俳優賞(栗原颯人)の2部門でノミネートされた。
『夜明けのすべて』の光石研、『ぼくのお日さま』の池松壮亮の2人は助演男優賞候補に。『夜明けのすべて』は音楽賞(Hi’Spec)と合わせ2部門で、ほかに『黒の牛』が視覚効果賞(佐藤史郎、小張泰洋)、『箱男』が美術賞(林田裕至)、音楽賞(勝本道哲)で候補に入った。
また、香港の『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』で川井憲次が音楽賞にノミネート。全体の最多は、韓国の『破墓/パミョ』の11部門だった。
今年の審査委員長は、香港の俳優で監督のサモ・ハンが務め、世界から集まる審査委員及び200人を超える投票者によって受賞者が決まる。サモ・ハンは、「大変光栄です。責任の重い役割ではありますが、仲間たちと協力しながらアジア映画界の発展に取り組みたい」とコメント。授賞式は3月16日、香港の戯曲センターで開催される。
記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元
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