菅田将暉、月9ドラマの映画化「ミステリと言う勿れ」をアピール「同じように愛してほしい」

 俳優の菅田将暉が主演の映画「ミステリと言う勿れ」の完成披露プレミアイベントが31日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた。

 累計1800万部を超える人気コミックが原作で、22年1~3月にフジテレビ月9枠で放送されたドラマの映画化。菅田が連続ドラマの映画化作品に出演するのは初めてで、「ドラマを見てくださった皆さんのおかげ。映画も同じように愛してほしい」とファンに感謝した。

 天然パーマがトレードマークの大学生・久能整が、一人でしゃべっているうちに事件の真相にたどり着くという新感覚のミステリー。映画では原作でも人気が高く、通称「広島編」と呼ばれる名家の遺産相続の謎に迫るエピソードが描かれた。菅田は、「ドラマのオファーを受けた時にちょうど広島編が連載されていたので、やらないと終われない気持ちはあったのでうれしかった」と満足げに振り返った。

映画版には柴咲コウ、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久ら新たなキャストが加入。特に柴咲は原作の大ファンで、「ドラマにも刺激を受けていて、整くんに会った時、本物だあと思った。初めて漫画を読んだ時のような緊張感を楽しめました」とうれしそうに話した。

 オーディションでヒロイン的な役割に抜擢された原は、「ドラマを1ファンとして欠かさず見ていたので、この世界観に飛び込めて幸せでした」と感慨深げ。連ドラから引き続きの出演で、原と菅田をつなぐ役どころの永山瑛太は「彼女はとても輝いていた。無理をせず女優を続けてほしい」とエールを送った。

 連ドラのレギュラーだった刑事役の伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆も映画に登場。伊藤は、「管轄外の話だけれど、絶対にあきらめずに見続けて」と見どころを強調。菅田との共演はなかったが、撮影現場を表敬したそうで、松也も「2年ぶりに3人がそろったけれど、ブランクを感じなかった」と絆の深さをアピールした。

 この日はほかに鈴木保奈美、滝藤賢一、松山博昭監督が出席。「ミステリと言う勿れ」は、9月15日から全国で公開される。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴⽊ 元

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