【第98回アカデミー賞(2026)予想】『ワン・バトル・アフター・アナザー』が最有力?専門家の最新予測は

レオナルド・ディカプリオ(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
レオナルド・ディカプリオ、『ワン・バトル・アフター・アナザー』より 写真:Courtesy of Warner Bros.
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▼第98回アカデミー賞(2026)の受賞の行方は…?

米『ハリウッド・リポーター』のアワード専門家こと、スコット・ファインバーグが主要12部門における最新のアカデミー賞予想を発表した。

アワードシーズン取材陣にとって、9月は注目作の公開や映画祭が集中する激動の月であったが、10月に入り主要候補作を試写し終えたことで全体像が明確になりつつある。現在は、ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』が批評・興行の両面で高評価を得て、作品賞レースをリードしている。

主演女優賞部門は、モナ・ファストヴォールド監督作『The Testament of Ann Lee(原題)』が加わり、同作の主演アマンダ・サイフリッドが有力視されている。また、『ワン・バトル・アフター・アナザー』のチェイス・インフィニティが主演女優賞候補入りを目指してキャンペーンを開始し、共演者のレジーナ・ホールテヤナ・テイラーの助演女優賞へのノミネート可能性が高まると見られる。

一方、A24の『The Smashing Machine(原題)』は興行的には苦戦したが、アカデミー会員向け上映の反応は良好で、主演ドウェイン・ジョンソンと助演エミリー・ブラントの評価は依然として高い。また、ニューヨーク映画祭ではダニエル・デイ=ルイスの復帰作『Anemone(原題)』やキャスリン・ビグロー監督作『ハウス・オブ・ダイナマイト』など話題作が続々上映され、賞レースに新たな風を吹き込んでいる。

なお、予想は業界関係者への取材と統計分析に基づいており、第98回アカデミー賞授賞式は2026年3月に開催予定だ。

▼第98回アカデミー賞(2026)予想

作品賞

レベッカ・ファーガソン、『ハウス・オブ・ダイナマイト』より 写真:Eros Hoagland/Netflix
『ハウス・オブ・ダイナマイト』より 写真:Eros Hoagland/Netflix
  1. 『ワン・バトル・アフター・アナザー』
  2. ハムネット
  3. 罪人たち
  4. Sentimental Value(英題)
  5. The Secret Agent(英題)
  6. It Was Just An Accident(英題)
  7. Bugonia(原題)
  8. ハウス・オブ・ダイナマイト
  9. ジェイ・ケリー
  10. トレイン・ドリームズ

監督賞

『罪人たち』より 写真:Courtesy of Warner Bros.
『罪人たち』より 写真:Courtesy of Warner Bros.
  1. ポール・トーマス・アンダーソン『ワン・バトル・アフター・アナザー』
  2. クロエ・ジャオ『ハムネット』
  3. ライアン・クーグラー『罪人たち』
  4. ヨアキム・トリアー『Sentimental Value』
  5. クレベール・メンドンサ・フィリオ『The Secret Agent』

主演男優賞

『ジェイ・ケリー』より 写真:Courtesy of Netflix
ジョージ・クルーニー、『ジェイ・ケリー』より 写真:Courtesy of Netflix
  1. ワグネル・モウラ『The Secret Agent』
  2. マイケル・B・ジョーダン『罪人たち』
  3. レオナルド・ディカプリオ『ワン・バトル・アフター・アナザー』
  4. ジェシー・プレモンス『Bugonia』
  5. ジョージ・クルーニー『ジェイ・ケリー』

主演女優賞

映画『ハムネット』より 写真:Agata Grzybowska / © 2025 FOCUS FEATURES LLC
ジェシー・バックリー、『ハムネット』より 写真:Agata Grzybowska / © 2025 FOCUS FEATURES LLC
  1. ジェシー・バックリー『ハムネット』
  2. レナーテ・レインスヴェ『Sentimental Value』
  3. チェイス・インフィニティ『ワン・バトル・アフター・アナザー』
  4. エマ・ストーン『Bugonia』
  5. ジェニファー・ローレンスDie My Love(原題)

助演男優賞

ショーン・ペン、『ワン・バトル・アフター・アナザー』より 写真:Courtesy of Warner Bros. Pictures
ショーン・ペン、『ワン・バトル・アフター・アナザー』より 写真:Courtesy of Warner Bros. Pictures
  1. ステラン・スカルスガルド『Sentimental Value』
  2. ショーン・ペン『ワン・バトル・アフター・アナザー』
  3. アダム・サンドラー『ジェイ・ケリー』
  4. ポール・メスカル『ハムネット』
  5. ベニチオ・デル・トロ『ワン・バトル・アフター・アナザー』

助演女優賞

『WEAPONS/ウェポンズ』に出演するエイミー・マディガン 写真:Warner Bros.
『WEAPONS/ウェポンズ』に出演するエイミー・マディガン 写真:Warner Bros.
  1. エイミー・マディガンWEAPONS/ウェポンズ
  2. エル・ファニング『Sentimental Value』
  3. レジーナ・ホール『ワン・バトル・アフター・アナザー』
  4. インガ・イブスドッテル・リッレオース『Sentimental Value』
  5. テヤナ・テイラー『ワン・バトル・アフター・アナザー』

脚色賞

『ナイブズ・アウト: ウェイク・アップ・デッドマン』より 写真:John Wilson/Netflix © 2025
『ナイブズ・アウト: ウェイク・アップ・デッドマン』より 写真:John Wilson/Netflix © 2025
  1. 『ハムネット』— クロエ・ジャオ
  2. 『ワン・バトル・アフター・アナザー』— ポール・トーマス・アンダーソン
  3. 『Bugonia』— ウィル・トレイシー
  4. 『トレイン・ドリームズ』— クリント・ベントリー&グレッグ・クウェダー
  5. ナイブズ・アウト: ウェイク・アップ・デッドマン』— ライアン・ジョンソン

脚本賞

『Sentimental Value(英題)』
『Sentimental Value(英題)』より 写真:Courtesy of Kasper Tuxen/Mubi
  1. 『Sentimental Value』— ヨアキム・トリアー&エスキル・フォクト
  2. 『罪人たち』— ライアン・クーグラー
  3. 『The Secret Agent』— クレーベル・メンドンサ・フィリオ
  4. 『ハウス・オブ・ダイナマイト』— ノア・オッペンハイム
  5. 『ジェイ・ケリー』— ノア・バームバック&エミリー・モーティマー

国際長編映画賞

『It Was Just an Accident(英題)』より 写真:Courtesy of Neon
『It Was Just an Accident(英題)』より 写真:Courtesy of Neon
  1. ノルウェー『Sentimental Value』
  2. ブラジル『The Secret Agent』
  3. フランス『It Was Just an Accident』
  4. 韓国『No Other Choice(英題)
  5. ウクライナ『2000 Meters to Andriivka(原題)』

長編ドキュメンタリー賞

『My Mom Jayne(原題)』より 写真:Courtesy of HBO
『My Mom Jayne(原題)』より 写真:Courtesy of HBO
  1. 『2000 Meters to Andriivka』
  2. 『熱帯の黙示録』
  3. 『パーフェクト・ネイバー: 正当保護法はどこへ向かうのか』
  4. 『My Mom Jayne(原題)』
  5. 『The Alabama Solution(原題)』

長編アニメーション賞

『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』写真:Netflix
『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』より 写真:Netflix
  1. KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ
  2. 『Arco(原題)』
  3. 『イン・ユア・ドリームズ 願いがかなうなら』
  4. 星つなぎのエリオ
  5. 『チョッキン!』

撮影賞

ブラッド・ピット、『F1®/エフワン』より 写真:SCOTT GARFIELD/COURTESY WARNER BROS. PICTURES/APPLE ORIGINAL FILMS
ブラッド・ピット、『F1®/エフワン』より 写真:SCOTT GARFIELD/COURTESY WARNER BROS. PICTURES/APPLE ORIGINAL FILMS
  1. 『ハムネット』— ウカシュ・ジャル
  2. 『ワン・バトル・アフター・アナザー』— マイケル・バウマン
  3. 『F1®/エフワン』— クラウディオ・ミランダ
  4. 『罪人たち』— オータム・デュラルド
  5. 『トレイン・ドリームズ』— アドルフォ・ヴェローソ

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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