辛口批評のマンガ家フランク・ミラー、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』を絶賛!「ファンとしての夢が叶った」
辛口批評で知られるアメコミ界の巨匠フランク・ミラーが、トム・ホランド主演の『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』を絶賛し、話題となっている。ミラーは本作の感想を自身のInstagramに投稿し、次のように称賛した。
「これまでで最も“ディッコ”らしい映画であり、私が生み出した“ハンド”も登場する記念すべき作品だ。ファンとしての夢が叶った。トム・ホランドは永遠に私のスパイダーマンであり、彼はヒーローとしてだけでなく、ロマンチックな一面もすばらしい。デスティン・ダニエル・クレットン監督とチーム全員に、おめでとうと言いたい」
ミラーが言及した「最もディッコらしい映画」とは、スタン・リーとともにスパイダーマンを生み出し、初期コミックの作画を担当したスティーヴ・ディッコの作風を指している。ディッコ版スパイダーマンは、より身近に感じられるヒーロー像が特徴で、多くの批評家も『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の“原点回帰”を評価している。
「ハンド」とは、本作に登場する忍者組織「ハンド」のことだ。ハンドは、ミラーが『デアデビル』を手がけていた時期に生み出した存在として知られている。
DCコミックスで『バットマン:ダークナイト・リターンズ』や『バットマン:イヤーワン』を手がけたミラーは、長年にわたり、コミック原作映画に対して辛口な評価を続けてきた。
2014年のインタビューでは、『デアデビル』や『エレクトラ』の映画化について質問された際、次のように語っている。
「自分が携わったキャラクターの映画は、たいてい好きになれない。そのキャラクターに対する自分なりの考えがあるからだ。特に、バットマン映画は見ていられない。断片的には見たことがあるが、ほとんどの場合、『これはバットマンじゃない』と思ってしまう。そして映画が終わる前に劇場を出てしまうんだ」
さらに、「それは、クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』三部作(2005~2012年)も含まれるか?」と尋ねられると、ミラーはこう答えた。
「もちろん含まれる。彼の仕事を否定しているわけではないが、正直なところ、私はあまり理解できない。彼は『ダークナイト』というタイトルを自分のもののように扱っているが、それを言うには20年遅かったね」

一方、長年コミックシリーズ『アメイジング・スパイダーマン』を執筆してきた脚本家のJ・マイケル・ストラジンスキーも、本作をXで絶賛した。
「これまでのスパイダーマン映画はすべて楽しんできた。しかし私にとって、この最新作こそが最もピーター・パーカーらしく、そしてスパイダーマンらしい作品だ。コミック原作映画の多くは、コードや石、箱、剣といったマクガフィン(物語のキーとなる小道具)を探すストーリーになりがちだが、この作品は『人間の心の葛藤』を描いている。とても人間味があり、感情豊かでありながら、退屈でも自己満足的でもない。まさに優れたスパイダーマンのコミックの世界に入り込んだような感覚だった。関係者全員に、心から拍手を送りたい」
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は現在公開中。7月30日(木)のプレビュー上映だけで7,200万ドル(約113億円)の興行収入を記録し、プレビュー興行収入の歴代最高記録を塗り替えた。世界オープニング興行収入は約4億6,500万ドル(約732億円)に達する見込みで、世界的大ヒットが期待されている。
※為替レートは2026年8月1日時点の数値で換算しています。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
【関連記事】
- 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』早くも記録的ヒットへ!“モンスター級”興行収入、シリーズ人気の理由とは?
- 【全14本】『X-MEN』映画ランキング!ウルヴァリン激闘の歴史と歴代傑作まとめ
- 【全13本】クリストファー・ノーラン監督作品ランキング!初期の佳作から最新作『オデュッセイア』まで
- 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』でハルクはなぜ人間に戻ったのか――予告編で話題に
- 【東京コミコン2025】マーベル・コミック編集長C.B.セブルスキーや巨匠フランク・ミラーも! 過去最多アーティストアレイ出展者発表
