佐藤健、『四月になれば彼女は』共演の長澤まさみを礼賛「番長のように引っ張ってくれた」
小説家で映画プロデューサーの川村元気による45万部突破のベストセラー『四月になれば彼女は』が映画化。完成披露試写会が7日、東京・内幸町のイイノホールで行われた。
主演の佐藤健をはじめ、長澤まさみ、森七菜、ともさかりえ、そして山田智和監督が舞台挨拶に登壇。
「恋愛について考えるきっかけになれば」
佐藤は「恋愛って、きれいなことばかりじゃない。うれしいことも苦しいこともあるし、辛いからこそ喜びもある。そういうことが全て詰まった映画」と本作を紹介。
続けて、「答えがないからこそ、恋愛について考えるきっかけになって、それぞれの答えを見つけてほしい」と自信たっぷりにアピールした。
本作は精神科医役の佐藤が、突然失踪した婚約者役の長澤を探しつつ、学生時代の初恋にも向き合っていくラブストーリーだ。
撮影から約2年が過ぎ、長澤は「あっという間で、時を経て皆さんの元に届くことを実感していて、頑張っていた姿を見てもらえると思うとうれしい気持ち」と感慨深げに話した。
映画では初共演の佐藤健と長澤まさみ
佐藤と長澤はCMでの共演はあるものの、本格的に演技をぶつけ合うのは初めて。
互いの印象について、佐藤は「現場の雰囲気をつくっていたのは完全に長澤さん。番長のように、皆を引っ張ってくれた」と称賛。
対する長澤も、「サービス精神が旺盛で、作品に対しての情熱がとてもある。私に常に寄り添って受け止めてくれた、器の大きい人」と感謝した。
過密日程での海外ロケ
森はボリビア(ウユニ塩湖)、チェコ、アイスランドでの海外ロケに参加。
21日間で経由地も含め10カ国を回る強行日程で、「壮大な旅で目まぐるしすぎて、つらいという余裕もなかった」と振り返った。
「でも、コロンビアで帰りたくて1回泣きました」と素直な気持ちも明かした。
山田智和監督、初の長編映画
米津玄師 “Lemon”のミュージックビデオなどでで知られる山田監督は、今作で長編映画デビュー。
「最初に話をいただいてから4年ちょっと。素敵な役者陣と最高のスタッフチームができて、1作目がこの作品で良かった。感無量で、早く見ていただきたい思いが強い」と期待に胸を膨らませていた。
『四月になれば彼女は』は、3月22日から全国で封切られる。
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