リドリー・スコットら6人の監督が米THR「Director Roundtable」に登場!【動画】

(左から)エドワード・ベルガー、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、ブラディ・コーベット、リドリー・スコット、ラメル・ロス、コラリー・ファルジャ=11月17日、米ウエストハリウッド 写真: Beau Grealy
(左から)エドワード・ベルガー、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、ブラディ・コーベット、リドリー・スコット、ラメル・ロス、コラリー・ファルジャ=11月17日、米ウエストハリウッド 写真: Beau Grealy
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米『ハリウッド・リポーター』の恒例企画「Director Roundtable」に、リドリー・スコット(『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』)、ドゥニ・ヴィルヌーヴ(『デューン 砂の惑星PART2』)、エドワード・ベルガー(『教皇選挙』)、ブラディ・コーベット(『ブルータリスト』)、コラリー・ファルジャ(『サブスタンス』)、ラメル・ロス(『Nickel Boys(原題)』)が登場。

11月17日(現地時間)、オスカー有力候補となっている6人の監督たちが米ウェスト・ハリウッドのSoho House内にある「The Luckman Club」に集結(動画は、以下をチェック)。それぞれ全く異なる制作スタイルについて語り合ったが、少なくとも映画について1つの点では意見が一致した。それは、「上手くやれば時間は伸び縮みする」ということだ。

司会者から、“人々の注意力が短くなっている現実についてどう感じるか?”と問われると、スコットは「もし3時間も上映するなら、それに見合う価値がなければならない」と回答。ヴィルヌーヴは、「映画には物理的な時間と精神的な時間がある」としながら、「重要なのは映画の感情的なインパクト。観客が感情の流れを見失ったら、それでおしまいです」と見解を示した。

そこで「上手くやれば時間は伸び縮みする」とロスが語ると、ファルジャは「観客の注意力が本当に低下しているかどうかは分かりません。それは、観客の旅路をどう作るか次第。映画の中で退屈することも時には許容されるべきです。常に興奮している必要はないですよね」と私見を述べた。ベルガーも、「感情的な要素が正しく組み込まれていれば、2時間半でも4時間でも関係ありません」と同意した。

そしてスコットは、「私の世界では、誰にも退屈してほしくないですね。たとえシーンが長くても、面白くなければなりません。“次に何が起こるんだろう”と観客に思わせる必要があります。それが演劇や映画の基本です」と伝えた。

撮影/Beau Grealy

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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