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テイラー・スウィフト、キャリアの全てを振り返る――音楽を20年続ける理由とは?「ファンのために作る」

テイラー・スウィフト、キャリアの全てを振り返る
テイラー・スウィフト 写真:Jamie McCarthy/Getty Images
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女性最年少での「ソングライター殿堂入り」や、アニメーション映画トイ・ストーリー5』との楽曲タイアップ、そしてNFL選手トラビス・ケルシーとの結婚と、多忙な夏を過ごしたテイラー・スウィフト。そんな彼女が自身のキャリアについて幅広く語った。

このセッションはレコーディング・アカデミーのソングライターズ&コンポーザーズ・ウィングが主催し、ロサンゼルスのグラミー・ミュージアムで現地時間8月18日(火)に開催されたもので、現地時間8月24日(月)にオンライン上で公開された。

テイラー・スウィフトがキャリアを振り返る――「それでもやめない方を選んだ」

対談相手であるアカデミーCEOのハーヴィー・メイソン・ジュニア氏はまず、「楽曲をリリースする際の自分の感覚との向き合い方」について質問。スウィフトはこのように回答した。

「私が音楽を作っているのはファンのため。音楽を届けるのは、楽曲を大切に思ってくれる人たち、そして――私自身がそうだったように――音楽を通して人生の困難を乗り越えようとしている人たちのため。そういうことを全て乗り越えていけば、自分が心から好きな音楽を作って発表することは、万人から認めてもらうためではないと気づくはず。それでも音楽を作り続けているのなら、それは正しく音楽を愛しているということ」

さらに、世間からの評価や自身の歌詞に対する分析については、「時には、それが(作詞の)原動力になる。人々が私をあざ笑っている時、逆にやり返すのが楽しいこともある。調べないと分からないような言葉をあえて使って、私の悪口を言う人たちをからかうのも好き」と冗談交じりに明かした。

こうした環境に長く身を置く中で、スウィフトはいくつかの「対処法」を身につけてきたという。

「その一つは、『これは自分で選んだこと。手に負えないほど事が大きくなる前なら、いつでもやめることができたはず』と自分に言い聞かせること。それでも、私はこの仕事を愛しているから、やめない方を選んだ。音楽を作り続けられる限り、それに伴う全てのことは、最終的には価値のあるものになる」

“曲解”された『レピュテーション』時代と「テイラーズ・ヴァージョン」の苦労を語る

対談では、スウィフトがリリースしてきたアルバムについても話題が及んだ。『レピュテーション』(2017年)の時期について、スウィフトは「人々がわざと私を曲解しようとしていた、最初の頃だったと思う。そして、それはこの時が最後ではなかった」

そしてこのアルバムについては、「今振り返ると、とても誇りに思っている。私が最も誇りに思うのは、自分が正気ではいられなくなるようなことを経験したとき、それを許さず、アートや音楽によってそこから抜け出せた時」と語った。

また、スウィフトは「ムードボードを重視するタイプのアーティストではない」ことや、アルバムのビジュアル面については通常、制作の最後に決めることも明かした。

テイラー・スウィフト、『The Life of a Showgirl』巡り訴訟|ブランド混同の争いに発展
テイラー・スウィフト、アルバム『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』より 写真:Mert Alas & Marcus Piggott; Courtesy of TAS Management

彼女は自らを「告白型のソングライター」と表現する一方で、自身の持つ冷静な一面も説明した。

「自分自身についての衝撃的な告白でも、すべて深い意味を持つとは限らない。それを明確にしておくことが重要だと思う。ただドラマチックで、衝撃的で、突飛なことを言うだけでは、人々の助けになったり、心に響いたり、心や魂に残る重要な物語になったりするわけではない」

スウィフトは、過去のアルバムを再録音していく「テイラーズ・ヴァージョン」についても振り返った。

「最初は、たとえるなら犬が宿題を食べてしまったような感覚で、『これを全部やり直さなきゃいけないの?』という感じ。世間やメディアは――こういう大規模な例がこれまでなかったせいもあって――『犬が宿題を食べた』と言う生徒に先生が向けるような、ちょっと冷ややかな視線を私に向けてきた」

「でも、面白い経験だった。誰もが『これはうまくいかない』とか『誰も同じ作品の新しい解釈なんて聞きたくない』と言っている状況から、なんとか自分自身を奮い立たせなければならなかった」

テイラー・スウィフトが次世代に伝えたいこと――「情熱さえあれば自分を守れる」

セッションの終盤、スウィフトはカントリー歌手として活動していたキャリア初期について言及。「この道を進めば進むほど、カントリーミュージックのルーツをますます愛おしく思うようになった」と語った。

「このルーツをもっと大切にしたいし、アーティストとして、また作家としての私を形作ってくれた人々に対して、ますます強い思いと忠誠心を感じている。その全てはナッシュビルで起きた」

テイラー・スウィフト、「THE ERAS TOUR」にて=2024年12月
テイラー・スウィフト、「THE ERAS TOUR」にて=2024年12月 写真:EMMA MCINTYRE/TAS24/GETTY IMAGES

最後に、会場にいた若いソングライターたちへ向けて、こうアドバイスした。

「アイデアの“妖精”が現れない日でも、仕事に取り組んで。他の誰かのアイデアを却下するくせに、自分では何一つアイデアを出さないような人にはなってほしくない。そしてレコーディング・セッションでは、まさに即興で行う『イエス・アンド』の精神を忘れないでほしい。そして、それは人生そのものでもある」

「そして、音楽業界がどんなに激しく、絶えず変化し続けたとしても、情熱があれば、どんなことからも自分を守れるということを覚えておいてほしい。私は身をもってそれを知っているわ」

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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