映画『男神』ついに公開&初日舞台挨拶レポート! 遠藤雄弥「映画そのものが僕の神様」、岩橋玄樹「神様は自分」! 個性あふれるトークに会場大盛り上がり

映画『男神』初日舞台挨拶にて(左から)井上雅貴監督、須田亜香里岩橋玄樹、遠藤雄弥、彩凪翔、アナスタシア
(左から)井上雅貴監督、須田亜香里岩橋玄樹、遠藤雄弥、彩凪翔、アナスタシア ©2025「男神」製作委員会
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9月19日(金)、映画『男神』が全国公開を迎え、都内にあるTOHOシネマズ日本橋で初日舞台挨拶が開催された。『ONODA 一万夜を越えて』(2021)など、話題作への出演が絶えない実力派俳優の遠藤雄弥、元宝塚歌劇団雪組の男役のスターの彩凪翔、アーティストとして日本にとどまらず、世界で活躍、本作で映画初出演にして、自身初の映画テーマ曲を手掛けることとなった岩橋玄樹、バラエティ番組やラジオなどでマルチに活躍中の須田亜香里らが登壇。

さらに、アナスタシア井上雅貴監督も登壇し、公開初日の喜びを語った。

映画『男神』遠藤雄弥
映画『男神』遠藤雄弥 ©2025「男神」製作委員会

裏話続出!乗馬で馬が立ち上がるハプニングも

主人公・和田勇輝役の遠藤雄弥は、初挑戦となった乗馬シーンについて「練習では大人しかった馬が、本番当日は待たされてご機嫌ナナメになってしまい、それまで優しかった馬がナポレオンの馬のようにヒヒーンと立ち上がってしまい驚きました(笑)。でも貴重な経験で楽しかったです」と振り返った。

また、山下工務店の社長令嬢の愛子役をつとめた須田亜香里は、「地鎮祭でグミを食べるシーンで、切り返し撮影で食べ続けてお腹いっぱいになり、途中から食べているフリをしました(笑)」と告白。さらに「愛子にはクリスチャンという裏設定があり、十字架のペンダントはその象徴なんです」と、役の背景を明かした。

映画『男神』岩橋玄樹
岩橋玄樹 ©2025「男神」製作委員会

さらに、アーサーの娘のソフィア役をつとめたアナスタシアは、「パン屋さんでの撮影の時、お腹が空いてパンが食べたかったなと思いました」と、食べようとした頃にはパン屋さんが閉まっていたというキュートなエピソードを明かすと、食べ物繋がりで、愛子の弟の山下裕斗を演じた岩橋玄樹は、「クランクインした日の朝早かったんですが、工事現場の衣装(タンクトップ)でマスクもせず牛丼屋に行ったところ、全然バレませんでした。本当の工事現場の方に馴染めました(笑)」と語り、会場を驚かせた。

ヒロインで主人公の和田勇輝の妻・巫女役を演じた彩凪翔は「クライマックスを録るまでのプロセスが印象的で、結末が当初決まっていた内容と変更になったんです。監督がどうしようかなとなり、撮影の合間に遠藤さんと監督と結末について話すことがあって、とても有意義で貴重な時間でした」とコメント。これには遠藤も「綾凪さんは本当にまじめで、夫役として僕もまじめにやらないとと思いましたね」と、彩凪に感化されたことを明かした。

映画『男神』彩凪翔
彩凪翔 ©2025「男神」製作委員会
映画『男神』アナスタシア
アナスタシア ©2025「男神」製作委員会

【動画】映画『男神』9.19(金)公開|予告60秒

キャストが語るお気に入りのシーン

お気に入りのシーンについて聞かれた遠藤は「やっぱり走るシーンですね。共演者のみなさん、スタッフの皆さんと結集して撮影したので、男神から逃げて男神をどうにかするというシーンはすごく印象に残っています」と力強く語った。


彩凪は「クライマックスの護摩焚き(ごまたき)。一発勝負で撮影されていたので、緊迫感溢れるシーンがすごく好きです」とコメントし、監督は「本物の護摩焚きを使い、40分間カメラを回し続けました」と舞台裏を披露した。

さらに須田は「愛知牧場での乗馬シーン。子どもの頃に遊んだ思い出の場所で、次があれば私も馬に乗りたい!」と笑顔を見せた。


そして岩橋は「裕斗が仲間とトラックで現れるシーン。実際に作業員の方と長時間一緒に撮影し、ベテランの方たちとの謎の絆が生まれ、深まりました。いい思い出になりました」とエピソードを語り、笑いを誘った。

映画『男神』須田亜香里
須田亜香里 ©2025「男神」製作委員会

遠藤雄弥「映画そのものが僕の神様」

映画タイトル『男神』にちなんで「あなたにとって神様みたいな存在とは?」という質問がキャスト陣に投げかけられた。

遠藤は、自身の俳優人生を重ねながら、「男神にもあるように、見えないものを信じる、見えないものに翻弄される…自分の中にあるものが神様なのかなと思うんです。俳優として人生を送っていて、映画は仕事にも私生活にも欠かせないもの。なので僕にとって映画そのものが神様なんです。映画の神様に振り向いてもらうために、この人生を全うしていると言っても過言ではないと思います」と熱弁した。


さらに、「そんな映画の神様にお願いしたいのは、この『男神』をたくさんのお客さんに観てもらうこと。その結果として2や3と続編が作れるかもしれない。まさに神頼みですね」と、公開初日を迎えた作品への強い想いを語った。

一方、岩橋玄樹は少しユーモラスな視点で自身の考えを披露。「自分にとっての神様は…僕です!自分の人生って全部自分で決めますよね。夕飯何を食べるかとか、この後何をするかとか。自分の決断で人生が決まるから、神様って自分なんじゃないかなって思います」と言うと、続けて「そんな神様にお願いするなら…もうちょっとモテたいです(笑)。もう少しカッコよくなって、皆様をもっと幸せにできるように神様として頑張ります!」と茶目っ気たっぷりに語り、会場を和ませた。

遠藤雄弥主演映画『男神』より
遠藤雄弥『男神』 ©2025「男神」製作委員会

国際映画祭への入選を発表!

今回、映画『男神』が、第25回オルデンブルク国際映画祭、第3回クロアチア映画祭で、みごとコンペティション部門に入選を果たしたことが舞台挨拶で発表された。

監督は、賞レースに関わる重要なコンペティション部門に入選したことへ喜びを語り、さらに遠藤は「日本の映画『男神』が、海外の方にどう評価されどうリアクションがあるのか楽しみですね」と語った。

映画『男神』井上雅貴監督
井上雅貴監督 ©2025「男神」製作委員会

舞台挨拶の最後に巫女さんが登場!華やかなフォトセッションに

舞台挨拶の最後には、巫女2名が登場するフォトセッションが行われた。キャストと巫女が並ぶ光景は、作品タイトルにも通じる神秘的な雰囲気を演出した。

映画『男神』は本日より全国ロードショー。

遠藤雄弥主演映画『男神』より
『男神』©2025「男神」製作委員会

【動画】映画『男神』のテーマ曲であり、岩橋玄樹の新曲「Bless me」のスペシャルMV

映画情報

映画『男神』ポスタービジュアル ©2025「男神」製作委員会
映画『男神』ポスタービジュアル ©2025「男神」製作委員会

『男神』

〈ストーリー〉

全国各地で母と子の失踪事件が相次ぐなか、ある日、新興住宅地の建設現場に正体不明の深い「穴」が発生する。時を同じくして、そこで働く和田の息子も忽然と姿を消してしまう。その「穴」の先は不思議な森に繋がり、そこでは巫女たちが「男神」を鎮めるため異様な儀式を行っていた。息子がそこに迷い込んだことを知った和田は、その穴に入っていくが…。「決して入ってはいけない」と語り継がれる穴に、禁忌を破り息子を助けにいったことにより起きる得体のしれない恐怖と狂気、家族の悲劇を描くファンタジーホラー。

〈キャスト・スタッフ〉

遠藤雄弥彩凪翔岩橋玄樹須田亜香里、カトウシンスケ、沢田亜矢子、加藤雅也(特別出演)ほか

監督・脚本:井上雅貴
原案:「男神」(八木商店)
エグゼクティブプロデューサー:志賀司
プロデューサー:益田祐美子、羽田文彦

公式サイト: https://otokogami-movie.com/

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