TikTok発音楽プロジェクト『Epic』が映画化──ブラッカイマー製作でアニメ映画に
TikTok発の人気ミュージカル『Epic The Musical(原題)』が、ハリウッドでアニメ映画として映像化される計画が進んでいる。プロデュースを手がけるのは、ジェリー・ブラッカイマーら。古典叙事詩『オデュッセイア』を現代的に再構築した本作は、音楽と物語の融合で世界的な支持を集めてきた。
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TikTok『Epic』アニメ映画化、ブラッカイマーらが製作
本プロジェクトを主導するのは、『トップガン』『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどで知られるプロデューサーのジェリー・ブラッカイマー。音楽プロデューサーのケビン・ウィーバー(Atlantic Music Group)らと組み、アニメーション・ミュージカル映画として企画を進めている。
さらに、製作にはブラッカイマー・フィルムズのチャド・オマンも参加。企画は初期段階にあり、近くスタジオや配信プラットフォームへ売り込みが行われる見込みだ。ブラッカイマーにとってアニメーション映画は初挑戦となる。
原作となるのは、『Epic』と呼ばれる音楽プロジェクトで、クリエイターのホルヘ・リベラ・ヘランスが大学在学中に構想したものだ。
TikTok発、世界的バイラルヒットへ
『Epic』は、米ノートルダム大学在学中の卒業制作として始まり、パンデミック期にリベラ・ヘランスが制作過程をTikTokで公開したことで一気に拡散した。2022年以降は楽曲として正式にリリースされ、iTunesやサウンドトラックチャートで首位を獲得するなど急成長を遂げている。
作品は『オデュッセイア』をベースに、英雄オデュッセウスの長い帰還の旅を、神話やモンスターとともに現代的な音楽表現で描く構成。ミュージカル、アニメ、ゲーム的演出を取り入れたスタイルが、ミレニアル世代やZ世代を中心に支持を広げた。
ファンは楽曲に合わせたアニメーション映像(アニマティック)を制作するなど、参加型の文化も生まれ、総再生回数は40億回を超えている。
ハリウッドで高まる『オデュッセイア』熱
今回の映画化企画は、ハリウッドで高まる『オデュッセイア』人気の流れの中に位置づけられる。映画監督のクリストファー・ノーランも同作を原作とした実写映画『オデュッセイア』を準備中で、2026年7月17日の米公開を予定している。
古典叙事詩をめぐる映像化が同時多発的に進む中、『Epic』は音楽とアニメーションを融合させた新たなアプローチとして注目されている。


なおリベラ・ヘランスはCAA(Creative Artists Agency)などによりサポートされており、音楽業界ではすでに複数のヒット企画を手がけてきたケビン・ウィーバーとの協業により、デジタル発のプロジェクトを商業作品へと発展させてきた実績がある。
映画化プロジェクトは今後、スタジオや配信プラットフォームとの交渉を経て本格始動する見通しだ。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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