メーガン妃の映画『クッキー・クイーンズ』とは? 少女たちの成長描くサンダンス観客賞受賞作に込めた思い
メーガン妃(メーガン・マークル)がエグゼクティブプロデューサーを務めるドキュメンタリー映画『クッキー・クイーンズ(原題:Cookie Queens)』の先行試写会が、米ロサンゼルスで開催された。ガールスカウトの少女たちがクッキー販売を通じて成長していく姿を描いた本作について、メーガン妃は「クッキーだけの映画ではない」と語り、作品に込められた思いを明かした。
現地時間7月28日、ロサンゼルスのAMCザ・グローブで行われた試写会には、緑色のベスト姿のガールスカウトたちが多数来場。上映後には、メーガン妃と監督のアリサ・ナミアスが登壇し、作品について語り合った。
メーガン妃プロデュース映画『クッキー・クイーンズ』とは? 少女たちの成長描くドキュメンタリー
『クッキー・クイーンズ』は、ガールスカウトが毎年行う恒例のチャリティー活動「クッキー販売シーズン」に密着したドキュメンタリー映画。オリーヴ、シャノン、アラ、ニッキーという4人の少女が、売り上げ目標や仲間との関係、家族との時間を通して成長していく姿を描く。
本作は今年のサンダンス映画祭でプレミア上映され、観客賞を受賞。ガールスカウト経験を持つメーガン妃は、ヘンリー王子とともに「アーチウェル・プロダクションズ(Archewell Productions)」名義で製作総指揮として参加している。
メーガン妃は、本作との出会いを次のように振り返る。「アーチウェルには数多くの企画が持ち込まれますが、チームには、心を動かす作品を見抜く確かな目があります。短いティザー映像を見ただけで、『これは今までとは違う作品になる』と感じました。映画として美しく、それでいてリアルで、とても繊細でした」
さらに、初めてナミアス監督と会った際には、自ら焼いたクッキーを持参したという。

「クッキーではなく少女たちを描きたかった」監督が明かす制作秘話
ナミアス監督によると、本作のきっかけは子どもたちからの一言だった。「子どもたちから『家族みんなが楽しめる映画を作って』と言われたんです」
その後、ある人物から「クッキー販売がとても上手なガールスカウトの少女」の話を聞き、少女たちが販売活動を通じて経済や価値観を学んでいく姿に興味を抱いたという。「描きたかったのは、少女時代や資本主義、成功や失敗、そして成長です。クッキーは、その物語を語る入り口でした」
ナミアス監督は、撮影にあたり数十人のガールスカウトとその家族へインタビューを実施。その中から、単なるクッキー販売の成功談ではなく、それぞれの人生や成長の過程を描ける4つの家族を選んだという。
「探していたのは、クッキー販売だけが中心になる物語ではありませんでした。少女たちがそれぞれ異なる年齢、家庭環境、経済状況の中で、どのように成長していくのかを描きたかったのです」と語る。
メーガン妃「観るたびに涙が出る作品」

映画祭にて 写真:Cindy Ord/Getty Images
メーガン妃は、本作を「アメリカ文化とガールスカウトという伝統を描いた作品」と表現する一方で、その魅力はそれだけではないと語る。
「『かわいいクッキーの映画でしょう?』と言われることがあります。もちろん、愛らしい作品です。でも実際には、それ以上の深い物語があります。観るたびに胸を打たれる瞬間があり、涙を誘われます」
また、作品の中で描かれる親子の関係にも深く共感したという。
「親になって初めて、これほど深く無条件の愛があることを知りました。映画に登場する親たちの姿を見て、自分自身を重ねずにはいられませんでした。子どものためならどんなことでもする——そんな親の愛情が、この作品では見事に描かれています」と説明する。
「次世代を担う女性たち」少女たちの行動力に感銘
映画では、少女たちがSNSやさまざまな工夫を取り入れながらクッキー販売に挑む様子も描かれている。
その姿に、メーガン妃は強い印象を受けたという。「幼い頃から、お金の流れや販売の仕組みを理解し、目標を立てて行動していることに本当に驚きました。自ら考え、目標を立てて行動する彼女たちは、将来、社会を担う女性たちになると感じました」
ヘンリー王子から贈られた「嵐の上には太陽がある」という言葉

イベント終盤では、「困難に直面した時、何が支えになっているか」という質問も投げかけられた。
ナミアス監督は、「自分が信じるものを見失わないこと」と答えた一方、メーガン妃はヘンリー王子からかけられた言葉を紹介した。
「ハリー(ヘンリー王子)はイギリス陸軍でヘリコプターパイロットを務めていた頃、『嵐の上には、いつも太陽が輝いている』と言っていました」その言葉は今でも、自分を支えてくれるという。
「どんなに乗り越えられないように思える出来事でも、少し視点を変えれば、その先には必ず光があります。これまでだって、たくさんの困難を乗り越えてきた。そのことを思い出すようにしています」
メーガン妃がエグゼクティブプロデューサーを務める映画『クッキー・クイーンズ』は、現地時間2026年8月7日に全米公開予定。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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