『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』福山雅治がサプライズ登壇「まさに人生の映画」
映画『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』の公開記念舞台挨拶が9日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、福原遥、細田佳央太、出口夏希、豊嶋花、井之脇海、原作の汐見夏衛、新城毅彦監督が出席。主題歌を手掛けた福山雅治もサプライズで登壇し、会場を盛り上げた。
戦時下にタイムスリップした女子高校生の百合(演:福原遥)と特攻隊員の彰(演:水上恒司)の悲恋を描き、興行収入45億円の大ヒットとなった2023年『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続編で完結編。福山は前作の「想望」(そうぼう)に続き、主題歌「邂逅」(かいこう)を書き下ろした。

この日の福山の登壇はキャストたちにも知らされておらず、主演の福原は「(舞台)裏で、来てくれないかなあって、でぐっちゃん(出口)と話していたんだよねえ」と大喜び。盛大な拍手と「ましゃー(福山の愛称)」の声援も飛び、福山も「そんなに言ってくれるんですね」と笑顔を見せた。
福山雅治、『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』主題歌「邂逅」に込めた思い

前作から7年後を舞台に、高校教師になった百合が臨時教員の涼(演:細田佳央太)と出会い、過去への思いを抱きつつ、80年前の真実が明らかになることによって新たな一歩を踏み出していく姿を描く。福山は、「僕も50代後半になって、エンターテインメントの活動を36年やっていると、これは運命だな、出会うべくして出会ったんだなと思うことがある。そういった運命や奇跡を感じることが前作に続き今回の作品にもあって、導かれたんだと思って書き下ろしました」と「邂逅」に込めた思いを明かした。
この日は81回目の長崎原爆の日。同作の根底には戦争というテーマもあり、同県出身の福山は「僕にとって1945年8月9日午前11時2分は、自分がこの世に生を受けて今ここに立っていられる、生きていることを深く考えさせられる日です」としみじみ。その上で、「表現という活動の中でやらなければいけないことは、社会とエンタメの高い次元での融合だった。いくつかアプローチをしていく中で、ずっと探していたことの一つの到達点」と真摯に語った。

福原は、「素晴らしいです。作品に寄り添ってくださって、百合の感情をそのまま表現してくださった。この曲はなくてはならない存在です」と感謝。8月7日の公開初日には家族と映画館で鑑賞したことを明かし、「見終わった後に涙を流されている方もいて、届いたんだなと思いホッとしました」と笑顔で話した。
そして、「私自身、この作品に背中を押してもらった。皆、こうやって前に踏み出しているんだ、今の当たり前は当たり前ではなく幸せなんだと感じられる作品です」とアピール。福山も、「どうしようもないことや苦しいこと、忘れられない傷や悲しみを心の中に宿しながらなんとか乗り越えていくのが人生。登場人物一人一人が、こうやって前に一歩踏み出すと感じてもらえる、まさに人生の映画です」と称賛した。

取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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