マリリン・モンローやオードリー・ヘプバーンゆかりの衣装も!エストニア初のファッション博物館が誕生
エストニアの首都タリン近郊に、同国初となるファッション史博物館がオープンした。開館記念の企画展「Red Carpet: From Ballrooms to Film Galas」では、マリリン・モンローやオードリー・ヘプバーンにゆかりのある衣装をはじめ、ハリウッド黄金期の華やかなファッションや、タリン・ブラックナイト映画祭(PÖFF)にまつわる展示を通して、映画とファッションの関係を紹介する。
マリリン・モンローやオードリー・ヘプバーンゆかりの衣装を展示
博物館が開館したのは、タリンから西へ約30キロ離れたケイラ=ヨア城(Keila-Joa Castle)だ。シュロス・ファル(Schloss Fall)の名でも知られる歴史的な城館で、今回、エストニア初のファッション史博物館として新たな役割を担うことになった。
開館記念展「Red Carpet: From Ballrooms to Film Galas」は、ベル・エポック期のオートクチュールからハリウッド黄金期の華やかな衣装、現代の国際映画祭に至るまで、ファッションの変遷をたどる内容となっている。
会場には約70着のドレスが並ぶほか、ジュエリーや靴、ハンドバッグ、ティアラ、当時の肖像写真なども展示されている。見どころの1つは、マレーネ・ディートリヒやグロリア・スワンソンが実際に着用したドレス、マリリン・モンローやオードリー・ヘプバーンにゆかりのある衣装、そしてハリウッドを代表する伝説的な衣装デザイナー、ギルバート・エイドリアンによる作品だ。
城の公式サイトでは、レッドカーペットを「イベントへ続く単なる通路ではなく、ファッション、芸術、セレブリティ、自己表現が交差する場所」と表現している。
タリン・ブラックナイト映画祭(PÖFF)の特別展示も
展示の中でも注目されるのが、タリン・ブラックナイト映画祭(PÖFF)に焦点を当てた特設コーナーだ。同映画祭は2026年11月6日から22日まで、第30回を開催する。
このコーナーでは、映画祭の歩みとともに、映画、ファッション、レッドカーペットが交差する華やかな文化を紹介。映画祭の創設者ティーナ・ロックが開幕式で着用するためにデザインされた、エストニアのファッションデザイナー、キリル・サフォノフが手がけたドレスも展示されている。
さらに、映画祭の公式フォトグラファー、エルレンド・シュタウブ(Erlend Štaub)が撮影した写真も展示されている。PÖFFのブラックカーペットに集まったゲストや、印象的な瞬間を捉えた写真を通じて、映画祭ならではの華やかな雰囲気を伝えている。
ケイラ=ヨア城のオーナー、アンドレイ・ドヴォルヤニノフは、PÖFFについて「30年以上にわたり、世界各国の映画や映画製作者との出会い、そしてレッドカーペットの華やかさをエストニアにもたらしてきた」と語っている。
また、今回の展示について、ファッションがどのように歴史を映し出すのか、衣服やデザイナー、映画スターが美しさやエレガンス、特別な日の華やかさに対する人々の価値観をどのように形作ってきたのかを探る内容だと説明している。PÖFFの展示は、エストニアが国際的な映画コミュニティーの一員となるために貢献してきた人々に敬意を表するものだという。
パリのファッション財団との10年にわたる協力
今回の博物館は、ケイラ=ヨア城とパリに拠点を置くアレクサンドル・ヴァシリエフ財団との10年にわたる協力関係を背景に誕生した。これまで同財団との協力により、歴史ある城館ではファッション史をテーマにした複数の展覧会が開催されてきた。
映画祭の上映作品だけでなく、映画とファッションが築いてきた歴史にも触れられる今回の展示。タリンを訪れる映画ファンにとって、映画史とファッション史の両方を楽しめる新たな文化スポットとなりそうだ。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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