イーロン・マスクのXが動画への野心を後押しするためにTVアプリを開始
テック企業はコーポレートパートナーに対し、このアプリは将来的に「広告を含むかもしれない」と伝えた。
イーロン・マスクのXプラットフォームは動画への取り組みを続けており、スマートテレビ向けの専用アプリを発売した。
Xの動画アプリは火曜日に発売され、同社はトレンド動画アルゴリズム、AIを活用したトレンドトピック、クロスデバイス互換性など、いくつかの主要機能を宣伝した。これにより、ユーザーは携帯電話で視聴を開始し、テレビで視聴を続けることができる。
火曜日に同社のコーポレートパートナーに送られたメモによると、XのTVアプリは発売時には広告が表示されないという。
「まずは消費者向けにこの新機能の発売に注力していますが、収益化する計画もあり、パートナーシップのさまざまな形態について話し合う予定です。その中には広告も含まれるかもしれません」とメモには書かれている。
同社はまた、プレビュー動画を投稿し、TVアプリの短い概要を提供した。プレビュー動画に含まれる動画には、タッカー・カールソンのウラジミール・プーチンとのインタビューや、SpaceXロケットの打ち上げ映像などが含まれていた。SpaceXもまたマスクが所有している。
動画は、NBCユニバーサルの広告担当ベテランであるリンダ・ヤッカリーノCEOが率いるXの主要な優先事項として浮上している。
同社はユーザーが自分の動画をアップロードできるようにするだけでなく、YouTubeのように、Range Media Partnersとの複数年契約など、一部のサードパーティとも契約を結んでいる。この契約にはスポーツ界の著名人ジム・ローム司会の番組が含まれ、テック企業はタルシ・ギャバードとドン・レモン司会の番組も披露した。
マスクは、元CNNホストとの緊迫したインタビューの後、1回目の放送が行われる前にレモンの番組をキャンセルするだろう。
Xはまた、週に1回「Speed」の試合をストリーミングするためにWWEと契約を結んだ。
リビングルームは他のテックプラットフォームにとっても最優先事項になっている。YouTubeは動画がTVアプリでどれだけ視聴されているかを頻繁に宣伝し(テレビでNetflixよりも多くの視聴者を獲得していると指摘)、TikTokもTVアプリエクスペリエンスを発売し、投資している。
もちろん、Xはまだテキストと画像主導で、リアルタイム情報に注力している。その動画ビジネスははるかに初期段階にある。
※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。