ジェシー・ウォーターズが望むのはほんの少しの良い報道だけ

All Jesse Watters Wants Is a Little Good Press
ジェシー・ウォーターズ 写真ROY ROCHLIN/GETTY IMAGES; ADOBE STOCK
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Fox Newsの夜のホストは、ジェシー・ウォーターズ。トランプから名指しされ(電話をかけられ)ることに慣れているが、元大統領の後ろ盾ではないと主張している。

Fox Newsは、虚偽の選挙主張をめぐるドミニオン・ボーティング・システムズとの7億8700万ドルの和解を受けて、最高視聴率を誇る夜のアンカー、タッカー・カールソンを解雇してから1年が経過した。6月、Fox NewsはThe Fiveの共同ホスト、ジェシー・ウォーターズを午後8時の重要枠に起用した。

最新の著書『Get It Together』がニューヨーク・タイムズのベストセラーとなっているウォーターズは、Foxの視聴率トップを維持しながら、ニュースを独占している。その中には、ニューヨークでの刑事裁判の陪審員選定プロセスに疑問を投げかけたウォーターズを引用したドナルド・トランプの4月17日の投稿も含まれている。「トランプが技術的に口止め命令に違反したかどうかは、私が判断すべきことではありません」とウォーターズはThe Hollywood Reporterに語っている。(このインタビューは、長さと明確さのために編集されています)

タッカーの番組に出演するプレッシャーはどのくらいでしたか?

少しプレッシャーを感じましたが、タッカーの靴を履くだけでなく、オライリーの靴も履くことになったからです。それは一流のタイムスロットです。

ビル・オライリーと最後に話をしたのはいつですか?

週末に私の芝生を刈ってくれています。彼はお金が必要なんです。たまにテキストをしたり、時々電話で話をしたりします。彼はいい相談相手なんです。

では、Foxで起こったことについて、彼は恨んでいないのですね?

ビルが恨んでいる?ビルは平和なんだ。

ロジャー・エイルズ後のFoxの最大の違いは何ですか?

私はFoxをロジャー以前、ロジャー以後と見ていません。それは私がFoxで過ごした時間の定義ではありません。私がFoxでの時間を定義するのは、通常、オライリーの時代とオライリー後の時代です。なぜなら、それが私が成功した時期だからです。

彼はFoxを形作る上で大きな役割を果たしました。ルパート・マードックが暫定的に議長を務め、その後スザンヌ・スコットが就任した新体制になって、どのような変化に気づきましたか?

若いプロデューサー、小さな特派員として、ロジャーと過ごす機会はそれほど多くなく、彼との会議は2~3回程度でした。スザンヌとは、私がプロデューサーだった頃から素晴らしい関係を築いていたので、彼女のことをよく知っていましたし、彼女とよく話をすることができ、彼女の話をよく聞くことができました。

最初の本「How I Saved the World」の中で、解雇されることへの恐れについて書いていました。前任者に起こったことを考えると、そのようなことが頭に浮かぶことはありますか?

ないですね。でも、ガットフィールドがThe Fiveで「そうだね、私には頼れるスキルがない」と言っていて、彼は正しいです。

カール・ローブと一緒に見ていましたが、私の勘違いかもしれませんが、彼との間に緊張感を感じました。

緊張感はありません。緊張感があるかどうかはカールに聞いてみないとわかりません。私はカールをからかうのが好きなんです。彼は本当に頭が良くて、反応が速いタイプなんですが、同時にカール・ローブでもあるので、カールにはちょっとジャズを与えなければなりません。彼はそれを好んでいて、私たちは楽しんでいるんです。

タッカーのインタビューをXで見ましたか?

Xのクリップをいくつか見ました。プーチンのインタビューも少し見ました。

タッカーのような大物がいなくなって、職場の雰囲気は変わりましたか?

タッカーはD.C.にいたりメインにいたりフロリダにいたりしたので、あまり一緒に過ごす時間がありませんでした。タッカーと一緒に過ごした時間は、彼と一緒に放送に出た数回が最も長かったと思います。

オライリーが放送から外されたことは、あなたにとって感情的なものでしたか?

すべてが本当に素早く起こり、大変でしたが、あなたは頭を下げて前に進むのです。私は路上からThe Fiveに週5日出演することになりました。

路上でのボックスポップから何を学びましたか?

全てを学びました。私はこの国について学びました。50州のうち48州を旅したと思います。アラスカとダコタの1つが(私が行っていない2つだと思います)。

最も悪名高い番組の一つにチャイナタウンがありました。あれを後悔していますか?

政治的な味付けを加えた男性の路上でのコメディーをやっていたんですが、なぜかあれが取り上げられて、みんなが書いていましたね。[2016年のセグメントでは、「今年は龍の年ですか?」「こんにちはと言うときはお辞儀をするんですか?」などと尋ねていた。ウォーターズはその後、ツイッターで「もし誰かが不快に感じたのであれば、私は後悔しています」とツイートしている。]

なぜあの番組だと思いますか?

いつ、何が炎上するのかわからないんです。

あれは人種差別的だとは思いませんか?

人種差別的になるつもりはありませんでした。それは私の意図ではありませんでした。私はあらゆる人生の階層の様々な人々とふざけ合っていました。今でもそうしています。何年もやってきたと思います。人は幽默のセンスを持つ必要がありますね。

あなたが人種差別的になるつもりはなかったとしても、人種差別的だと感じた人がいます。あなたはそう思いますか?

いいえ、そうは思いません。そのつもりはなかったけど、そうだとは思わない。

ソーシャルメディアは気にしていますか?

自分でツイートはしていませんし、自分でツイートしなくてよかったと思っています。ツイートすることばかり考えてしまいそうだし、永久に残ってしまうような気がするからです。それよりも、その時に感じたことを放送で言って、家に帰って寝るほうがいいですね。

みんなあなたのことをどう言っていましたか?

美しいことを。90%は愛です。10%は嫌いです。

では、なぜやめたのですか?

いつも嫌いなことばかり見てしまうし、嫌いなことばかり考えるようになってしまうんです。90%の愛は見ないんです。でも関係ないですよ。いい記事は書いてもらえないから。

それはなぜだと思いますか?

リベラルなメディアはFoxを好きじゃないからです。いい報道は期待していません。公正な報道が欲しいけど、それも得られない。

あなたのことをどう言っているのですか?

私はジャークだと。私はクソ野郎だと。

それは全て演技なのですか、本当に怒っているのですか?これは一種の芸なのか、本物なのか?

放送で言っていることは信じています。それが聞きたいことなら。私は作り話はしません。私は自分の言葉を信じています。また、私は自分自身をあまり真面目に考えていません。これは楽しい仕事です。私は意見を言うだけで給料をもらっているのです。

ドミニオン事件の提出書類の中で、トランプについて「ますます狂ってきている」「人格や正気さに疑問がある」などと述べているルパート・マードックのような人のために働いているのに、トランプのような人を支持するのはどう感じますか?その2つのことをどのように関連付けていますか?

それは私が放送で何をするかには影響しません。Foxの多くの人がトランプについて異なる意見を持っています。

トランプの副大統領候補は誰がいいと思いますか?

デサンティスは選ばないと思います。二人の間には悪血があり過ぎます。サラ・ハッカビー・サンダースがいい選択肢だと思っていました。ティム・スコットの名前もよく聞きますが、彼がトランプに必要な人物かどうかはわかりません。

トランプとはどのくらいの頻度で話をしますか?

時々電話をかけてきます。

彼はどんなアドバイスを求めてくるのですか?何と言っているのですか?

政治家らしく、とても褒めてくれます。たいていは世間話です。

バイデンが勝利し、人々が「選挙は不正だ」「選挙は盗まれた」と言うような事態になったらどうしますか。放送で事実確認をしますか?

不正があったという証拠を見つけなければなりません。もし不正があったなら、もちろん、絶対にそうしますが、もし不正がなかったなら、公正は公正です。もしバイデンが公正に勝ったのなら、もちろん視聴者に公正に勝ったと伝えます。

このストーリーのバージョンは、2023年4月24日号のThe Hollywood Reporterに初めて掲載された。

ジェシー・ウォーターズがよい報道を受けることを望んでいるが、リベラルメディアからは公平な扱いを受けられていないと感じている様子が伝わってきた。トランプ元大統領との関係については、Foxの多くの人がトランプについて異なる意見を持っているが、それは自身の放送内容には影響しないと語る。今後の大統領選挙については、不正の証拠がなければバイデン候補の勝利を認めると述べており、一定の公正さは保とうとしているようだった。全体的に、保守派のメディアパーソナリティとして、リベラル側からの批判に晒されながらも、自身の信念に基づいて発言を続けていく姿勢が見て取れるインタビューとなった。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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