マイケル・ジャクソンの伝記映画―6月に22日間の追加撮影へ

1988年3月3日、マディソン・スクエア・ガーデンでのマイケル・ジャクソン 写真:Kevin Mazur/WireImage
1988年3月3日、マディソン・スクエア・ガーデンでのマイケル・ジャクソン 写真:Kevin Mazur/WireImage
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物語を拡張するための大規模追加撮影

マイケル・ジャクソンの伝記映画『マイケル(原題)』が、6月に22日間にわたる追加撮影を行うことが明らかになった。今回の撮影は再撮ではない。

当初1本の映画として計画されていた本作は、2部構成へと再構成されることになった。そのため、物語を拡張する目的で新たなシーンの撮影が必要となった。これにより、より完成度の高い長編映画を目指す。

遺族が直面した法的問題

映画は、ライオンズゲートとユニバーサルが共同で配給する。プロデューサーは『ボヘミアン・ラプソディ』を手がけたグレアム・キングだ。

しかし、マイケル・ジャクソンをめぐる法的トラブルが脚本に影響を及ぼしている。劇中の第3幕では、かつてジャクソンからの性的虐待を訴えた人物が描かれていた。しかしその人物は、遺族側と「映像化しない」という契約を交わしていたことが後に判明した。

この見落としにより、脚本には大幅な修正が必要となった。製作陣は問題解決の一環として、2部作にすることで表現の幅を広げようとしている。

第1部はマイケル・ジャクソンのソロ転向まで

第1部では、マイケル・ジャクソンがジャクソン5を脱退し、ソロアーティストとしての第一歩を踏み出す様子が描かれる。物語はアルバム『オフ・ザ・ウォール』のリリースまでを軸に進む予定だ。

さらに、マイケルのペットであるチンパンジー“バブルス”も登場する見込みだ。なお、第2部の脚本は現在も執筆中である。

ジャファー・ジャクソン主演、公開は2026年か

伝記映画『マイケル(原題)』でマイケル・ジャクソン役を演じるジャファー・ジャクソン
写真:Kevin Mazur
伝記映画『マイケル(原題)』でマイケル・ジャクソン役を演じるジャファー・ジャクソン
写真:Kevin Mazur

主演は、マイケル・ジャクソンの甥であるジャファー・ジャクソン。監督を務めるのは、『トレーニング デイ』などで知られるアントワーン・フークアだ。

共演者には、コールマン・ドミンゴ、ニア・ロング、マイルズ・テラーといった実力派が名を連ねる。

すでに3時間半以上の映像が撮影済みである。また、公開は当初の2025年4月から10月に延期されていたが、現在は2026年への再延期が見込まれている。

ライオンズゲートのCEO、ジョン・フェルザイマーは数週間以内に正式な公開日を発表すると述べている。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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