ホーム » NEWS » 『キューティ・ブロンド』前日譚『エル』、ドラマ化の狙い

『キューティ・ブロンド』前日譚ドラマ化の理由 制作陣が語る“映画では描けないエルの青春”

/
『キューティ・ブロンド』前日譚ドラマ化の理由 制作陣が語る“映画では描けないエルの青春”
『エル』ワールドプレミアより 写真:Dimitrios Kambouris/Getty Images
スポンサーリンク

Prime Videoで配信中のドラマ『エル』は、映画『キューティ・ブロンド』の主人公エル・ウッズの高校時代を描く前日譚だ。制作陣は、映画ではなくドラマシリーズという形式を選んだ理由について、「キャラクターをより深く掘り下げられるから」と説明。主人公を演じる新星レクシー・ミネトリーにも大きな期待を寄せている。

『キューティ・ブロンド』前日譚をドラマ化した理由

2001年公開の映画『キューティ・ブロンド』でリース・ウィザースプーンが演じたエル・ウッズは、その前向きな姿勢と行動力で多くのファンを獲得した。2003年には続編『キューティ・ブロンド/ハッピーMAX』も公開され、人気シリーズとなった。

Prime Videoで配信が始まった前日譚ドラマ『エル』では、ハーバード大学へ進学する以前、高校生だったエルの日々が描かれる。主人公はレクシー・ミネトリーが演じ、すでにシーズン2への更新と撮影も完了している。

ニューヨーク・プレミアで米『ハリウッド・リポーター』の取材に応じた共同ショーランナーのキャロライン・ドリースは、「何時間にもわたって物語を描けることで、エルだけでなく家族との関係まで丁寧に描写できる。よりダイナミックな物語になった」と語った。

ドラマだからこそ描けるエルと家族の物語

第1・2話の監督を務めたジェイソン・ムーアは、テレビシリーズ最大の強みは「時間の厚み」だと説明する。

「映画では約90分という制約がありますが、ドラマなら4〜5時間かけて1人の人物を描けます。映画版のエルは十分に魅力的でしたが、彼女を取り巻く家族や学校の仲間たちは限られた時間しか描かれていませんでした。ドラマでは母親との会話や親子関係など、人が成長する過程をじっくり表現できます」

共同ショーランナーのローラ・キットレルも、ドラマ独自のオリジナルキャラクターや世界観を構築できたことに手応えを感じているという。

また、リース・ウィザースプーンとともに制作会社Hello Sunshineを率いるエグゼクティブ・プロデューサーのローレン・ノイシュタッターは、「自信に満ちたハーバード時代のエルではなく、多感な高校時代を描きたかった」と制作意図を明かした。

エルの父親を演じるトム・エヴェレット・スコットも、「大学卒業前よりもさらに繊細な年代」と、高校時代ならではの心情が描かれることを強調している。

新たなエル役レクシー・ミネトリーを制作陣が絶賛

制作陣は口をそろえて、主人公エル役のレクシー・ミネトリーを高く評価した。

キャロライン・ドリースは、「ユーモアがあり、聡明で、親しみやすく、思いやりもある。まさにエル・ウッズそのものです」と語り、その人柄だけでなく演技力も「申し分ない」と称賛した。

ジェイソン・ムーア監督は、役作りへの徹底した準備にも驚かされたという。

「彼女は非常に几帳面で、シリーズ全体のキャラクターアークまで理解したうえで撮影に臨んでいました。第1話の撮影開始時には、ほぼ全話の脚本を頭に入れていたほどです」

ローレン・ノイシュタッターも、オーディション段階からミネトリーがエルという人物を深く理解していたと振り返る。

「リース・ウィザースプーンを真似ることなく、その魅力を自然に受け継ぎながら、自分自身のエル・ウッズを作り上げています」

世代を超えて愛されるエル・ウッズという存在

制作陣は、『エル』が現在の視聴者に前向きな気持ちを届ける作品になってほしいと期待を寄せる。

トム・エヴェレット・スコットは、自身の娘とともにオリジナル映画を見返した際、「エル・ウッズがどれほど励みになる存在だったか」を娘から聞き、この役への思いが一層強くなったという。

翌日のオーディションで役を射止め、娘とピザを食べながら喜びを分かち合ったエピソードも披露した。

「このキャラクターは、若い女性だけでなく、何かを諦めるよう言われても『自分ならできる』と信じるすべての人に勇気を与えてくれる存在です」と語っている。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

【関連記事】

スポンサーリンク

類似投稿