レオナルド・ディカプリオの出演映画12選｜代表作『タイタニック』からオスカー受賞作『レヴェナント』まで

ハリウッド随一の実力派俳優、レオナルド・ディカプリオは、30年以上の輝かしいキャリアにおいて常に挑戦的な役柄に挑み続け、マーティン・スコセッシ、クリストファー・ノーラン、スティーヴン・スピルバーグら数々の名監督たちから絶大な信頼を得てきた。

そして2025年10月3日（金）には、名匠ポール・トーマス・アンダーソンが手がける主演最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』が全国公開される。ディカプリオは本作で謎の軍人（演：ショーン・ペン）によって娘の命を狙われ、怒涛のチェイス・バトルへと巻き込まれていく元革命家の男を熱演。ディカプリオ、ペン、そしてベニチオ・デル・トロの豪華オスカー俳優陣が贈る、この秋必見のサスペンスとなっている。

大ヒット作『タイタニック』で世界的スターとなり、『レヴェナント：蘇えりし者』でついにアカデミー賞主演男優賞を受賞したレオナルド・ディカプリオ。本記事では、彼の出演作の中から、絶対に観るべき傑作12本を厳選して紹介する。

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1.『ギルバート・グレイプ』（1993）

▼当時19歳の天才的演技が光る出世作

ラッセ・ハルストレム監督の『ギルバート・グレイプ』では、主人公ギルバート（演：ジョニー・デップ）の知的障害を持つ弟アーニーを繊細な表現力で好演したディカプリオ。当時19歳にしてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、その演技力の高さが世界中に知られることになった。

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2.『ロミオ＆ジュリエット』（1996）

▼現代版シェイクスピアで魅せる美しき恋愛劇

バズ・ラーマン監督による斬新な演出で話題となった現代版『ロミオ＆ジュリエット』。ディカプリオがロミオ、クレア・デインズがジュリエットを演じ、若手実力派ふたりの息の合った演技でシェイクスピアの名作を現代に蘇らせた。第69回アカデミー賞では美術賞にノミネートされ、ディカプリオは第47回ベルリン国際映画祭で銀熊賞（男優賞）の栄誉を手にした。

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3.『タイタニック』（1997）

▼世界的スターダムへ！不朽の愛の物語

ジェームズ・キャメロン監督の世界的メガヒット作『タイタニック』で、一躍トップスターとなったレオナルド・ディカプリオ。沈みゆく船上で展開されるジャック（演：ディカプリオ）とローズ（演：ケイト・ウィンスレット）のはかなきラブストーリーは、世界中の観客を魅了した。

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4.『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』（2002）

▼ディカプリオ×トム・ハンクスが夢の競演！

スティーヴン・スピルバーグ監督による、実在の天才詐欺師フランク・W・アバグネイル・Jrの半生を描いた犯罪エンターテインメント。ディカプリオ演じるフランクと、FBI捜査官カール・ハンラティ（演：トム・ハンクス）の駆け引きを軸に、軽快なテンポで知的な騙し合いが繰り広げられる。

5.『ディパーテッド』（2006）

▼オスカー作品賞受賞、超豪華キャスト×スコセッシが放つクライムスリラー

香港映画『インファナル・アフェア』を基に、舞台をボストンに移し、警察とアイルランド系マフィアの対立を描いた傑作クライムスリラー。出演者には、ギャング組織内で潜入捜査を行う新人警官を演じたディカプリオをはじめ、ジャック・ニコルソン、マット・デイモンら豪華俳優陣が名を連ねている。第79回アカデミー賞では、作品賞を含む4部門を受賞した。

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6.『シャッター アイランド』（2010）

▼ネタバレ厳禁！繊細な演技力が光る傑作ミステリー

ディカプリオがスコセッシと再びタッグを組んだ本作は、デニス・ルヘイン（『ミスティック・リバー』）の小説を基にした予測不可能な極上ミステリー。孤島の精神病院で起きた事件を捜査する連邦保安官（演：レオナルド・ディカプリオ）が、自身が抱える過去のトラウマに対峙していくことになる。

7.『インセプション』（2010）

▼天才ノーランが仕掛ける革新的SF大作

クリストファー・ノーランによるSF大作『インセプション』で、ディカプリオはクライアントに偽の記憶を植え付ける男を演じ、渡辺謙と共演を果たした。ノーランの持ち味である独創的なストーリーと革新的な映像美が見事に融合し、第83回アカデミー賞では視覚効果賞を含む4冠に輝いた。

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8.『ジャンゴ 繋がれざる者』（2012）

▼タランティーノ初タッグ！極悪非道な悪役に挑戦

クエンティン・タランティーノ監督による本作は、南北戦争直前のアメリカ南部を舞台とした復讐劇。ドイツ人賞金稼ぎ（演：クリストフ・ヴァルツ）に解放された奴隷ジャンゴ（演：ジェイミー・フォックス）が、妻を救出するために農園主と対峙する。ディカプリオは冷酷な農園主を好演し、多才な演技派俳優として新境地を開いた。

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9.『ウルフ・オブ・ウォールストリート』（2013）

▼破天荒すぎる実話！オスカー主演男優賞ノミネート作

スコセッシ×ディカプリオの5度目のコラボとなる本作は、詐欺罪で服役した実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの破天荒な人生を描いた大ヒットブラックコメディ。ベルフォート本人の回顧録を基に、ウォール街で繰り広げられた常識破りのエピソードをディカプリオが圧倒的な演技力で体現し、第86回アカデミー賞において主演男優賞にノミネートされた。

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10.『レヴェナント：蘇えりし者』（2015）

▼ついにオスカーを獲得、名匠イニャリトゥが放つ衝撃作

ディカプリオが実在の19世紀の探検家ヒュー・グラスを演じた本作は、深い雪山を舞台に先住民やクマとの死闘など、主人公の過酷なサバイバルを描く。第88回アカデミー賞では計10部門にノミネートされ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが監督賞、ディカプリオが悲願の主演男優賞を初受賞した。

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11.『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』（2019）

▼鬼才タランティーノが描くハリウッド黄金期

1969年のロサンゼルスを舞台に、落ち目のハリウッド俳優（演：レオナルド・ディカプリオ）と彼を支えるスタントマン（演：ブラッド・ピット）の友情を描く。実際に起きたシャロン・テート殺人事件を背景に、変わりゆくハリウッドの光と影を丁寧に切り取っている。第92回アカデミー賞では10部門にノミネートされ、ピットが助演男優賞に輝いた。

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12.『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』（2023）

▼スコセッシ×ディカプリオ最新作、重厚な実録犯罪ドラマ

1920年代のオクラホマ州で実際に起きた戦慄の連続殺人事件を映画化。石油で大富豪となった先住民オセージ族が次々と謎の死を遂げ、新設されたばかりのFBIが真相に迫る。ディカプリオは事件の鍵を握る実在の男性を熱演し、第96回アカデミー賞では作品賞を含む10部門にノミネートされた。

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記事／和田 萌

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