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2026年の「第79回カンヌ国際映画祭」審査委員長に『オールド・ボーイ』パク・チャヌクが就任 韓国人としては初の快挙

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カンヌ国際映画祭の委員長を務めることになったパク・チャヌク
パク・チャヌク 写真:Kristina Bumphrey/WWD via Getty Images
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韓国の名匠パク・チャヌク監督が、第79回カンヌ国際映画祭の審査委員長を務めることが発表された。映画祭は2026年5月12日から23日まで開催される。韓国人としては初の審査委員長就任となる。

『オールド・ボーイ』(2003)や『お嬢さん』(2016)、『しあわせな選択』(2026)などで知られるパク・チャヌク監督は、今年のパルム・ドール受賞作を選出する国際審査員団を率いる。

カンヌ映画祭の会長イリス・ノブロックと総代表ティエリー・フレモーは声明で、「パク・チャヌクの独創性、映像美の極致、そして数奇な運命を背負う男女の複雑な衝動を描き出す手腕は、現代映画に忘れがたい瞬間をもたらしてきた」と称賛した。

映画『オールド・ボーイ 4K』予告編

国際的ブレイクとカンヌとの深い縁

パク監督が国際的な注目を集めたのは、2001年にベルリンで上映された社会派サスペンス映画『JSA』(2001)。その後、2004年にカンヌで世界初上映された『オールド・ボーイ』で大ブレイクを果たし、同作はグランプリ(審査員特別グランプリ)を受賞した。当時の審査委員長はクエンティン・タランティーノで、パルム・ドール受賞を強く推したとも言われている。

その後もカンヌとは深い縁を持ち続け、2009年の『渇き』で審査員賞、2016年の『お嬢さん』でバルカン賞(美術賞)、2022年の『別れる決心』で監督賞を受賞している。

映画祭側は「パク・チャヌクとカンヌの間に存在する相互の忠誠関係を象徴する存在」と評し、その映像構築の芸術性と道徳的厳しさから、しばしばクエンティン・タランティーノ、ブライアン・デ・パルマ、デヴィッド・フィンチャーらと比較されると紹介。また、本人が影響を受けた監督として黒澤明、イングマール・ベルイマン、ルキノ・ヴィスコンティ、アルフレッド・ヒッチコックの名も挙げている。

「映画館という闇の中で」― パク監督のメッセージ

パク監督は声明で、「映画館は闇に包まれることで、私たちは映画という光を見ることができる」と述べ、分断と憎しみの時代の中で、同じ空間で一本の映画を共有する行為そのものが連帯の表現になると語った。そして5月12日のカンヌ映画祭の初日には「心臓が激しく鼓動するだろう」と締めくくっている。

第79回カンヌ国際映画祭の公式ラインナップは4月中旬に発表予定。

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