エミリー・ブラント、スピルバーグ最新作でAI使用を回避 異質な音声表現の舞台裏語る
スティーヴン・スピルバーグ監督の最新SF映画『ディスクロージャー・デイ』に出演するエミリー・ブラントが、作品内の重要なシーンでAI技術の使用を見送った理由を語った。特殊な音声表現が求められた場面で、AIではなく自らの声を用いたアナログな手法を選択したという。
エミリー・ブラント「AIは少し怖かった」
エミリー・ブラントは、人気YouTube番組『Hot Ones』への出演時に、『ディスクロージャー・デイ』の撮影秘話を明かした。
同作でブラントが演じるのは、テレビ局の気象キャスターで元ジャーナリストのマーガレット・フェアチャイルド。人類以外の生命体との遭遇をきっかけに特殊な能力を得る女性だ。
物語の中盤には、マーガレットの身体や精神に異変が生じ、生放送中の天気予報で人間ではない言語を話し始める印象的なシーンが登場する。
ブラントによると、このシーンは約4分間にわたるワンカットで撮影されており、徐々に人格が崩壊していく過程を描いているという。
「さまざまな方法で表現できたと思う。AIを使う選択肢もあったけれど、私は少し怖かった」と振り返った。
『ディスクロージャー・デイ』で選ばれたアナログな音作り
AIによる音声加工を避けたブラントは、自ら異質な音を録音する方法を提案したという。
クリック音やハミング、子音を強調した発声、呼吸音など、多彩なサウンドを収録。さらに撮影現場には複数のマイクが設置され、細かな音声素材が集められた。
その後、サウンドデザイナーが録音データを加工し、劇中で使用される不気味な“非人間的な声”を作り上げたという。
ブラントは「さまざまな奇妙な音を録音した」と説明し、自らのパフォーマンスが最終的な音声表現の基礎になったことを明かしている。
スピルバーグ最新SF『ディスクロージャー・デイ』に高評価続々
『ディスクロージャー・デイ』は、「人類が地球外生命体の存在を確実に知ったら何が起こるのか」というテーマを描くSF作品。
ブラントのほか、ジョシュ・オコナー、コールマン・ドミンゴ、イヴ・ヒューソン、コリン・ファース、ワイアット・ラッセルらが出演する。
公開に先立って行われた試写会後には、映画ジャーナリストや批評家からの反応がSNS上で解禁され、「近年のスピルバーグ作品の中でも最高傑作級」と評価する声が相次いでいる。
スピルバーグ監督はこれまで『未知との遭遇』、『E.T.』、『ジュラシック・パーク』、『マイノリティ・リポート』、『A.I.』、『宇宙戦争』、『レディ・プレイヤー1』など数々のSF作品を手掛けてきた。『ディスクロージャー・デイ』は、そのフィルモグラフィーに新たな1本として加わることになりそうだ。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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