ニコラス・ガリツィン主演、男性スーパーモデルの栄光と転落を描く実話映画が始動 ガス・ヴァン・サント監督候補に
俳優ニコラス・ガリツィンが、かつて世界最高峰の報酬を誇った男性スーパーモデル、ホイト・リチャーズの半生を描く新作映画に主演することが明らかになった。メガホンを取る監督候補として、2度のアカデミー賞ノミネートを誇るガス・ヴァン・サントの名が挙がっている。
ニコラス・ガリツィン、新作映画で「モデル界の頂点に立った男」演じる
ホイト・リチャーズは1980年代後半に頭角を現し、男性モデルとして当時トップクラスの報酬を得た人物として知られる。シンディ・クロフォードやナオミ・キャンベルらと同世代のスーパーモデルとして活躍し、ジャンニ・ヴェルサーチ、ヴァレンティノ、ラルフ ローレンといったメゾンの広告キャンペーンに起用された。撮影を担当したのはリチャード・アヴェドンやブルース・ウェーバーといった写真界の巨匠たちだ。
その華やかなキャリアの裏では、ある衝撃的な事実が隠されていた。リチャーズは世界を飛び回るモデルとして活動しながら、「エターナル・バリューズ(Eternal Values)」と呼ばれるカルト集団に深く関与していた。集団を率いたフレデリック・フォン・ミエラーはリチャーズのファッション界デビューを後押しした人物だが、同時に自身を「人間の身体に宿った宇宙意識」と称していたとされる。リチャーズはこの集団に多額の資金を提供し続けていた。
この二重生活は現在、HBOのドキュメンタリーシリーズ『Bring Me the Beauties(原題)』で改めて注目を集めている。
ガリツィン×ヴァン・サント、異色の組み合わせが実現へ
主演のニコラス・ガリツィンは、現在現在Amazon MGMスタジオ配給の『マスターズ・オブ・ユニバース』と『ひつじ探偵団』が公開中。ロマンティックコメディ『赤と白とロイヤルブルー』やドラマ『メアリー&ジョージ 王の暗殺者』などで注目を集め、近年急速に存在感を高めている俳優だ。今後はその続編となる『Red, White & Royal Wedding(原題)』のほか、Netflixで配信予定のピート・バーグ監督による第二次世界大戦を舞台にしたスポーツドラマ『The Mosquito Bowl(原題)』への出演も控えている。
メガホンを取る監督候補のガス・ヴァン・サントは、『グッド・ウィル・ハンティング』と『ミルク』でアカデミー賞監督賞に2度ノミネートされたキャリアを持つ。直近では犯罪スリラー『デッドマンズ・ワイヤー』を手掛けている。
映画の具体的なストーリーはまだ明かされていないが、モデル界の栄光とカルトへの深い関与という、リチャーズの複雑な人生がどのようにスクリーンで描かれるか、注目が集まる。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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