『トイ・ストーリー5』海外レビュー!“スマホ時代”に突きつけるピクサー史上屈指のメッセージとは
ピクサーの看板シリーズ最新作『トイ・ストーリー5』は、カウガール・ジェシーを物語の中心に据えながら、“遊ぶこと”の意味をあらためて問いかける一作だ。スクリーン越しのつながりが当たり前になった時代に、おもちゃたちが届けるのは決して懐古主義ではない。世代を超えて共感を呼ぶ、温かなメッセージがつまった冒険が待っている。
▼『トイ・ストーリー5』レビュー:ジェシーがついに物語の主役へ

前作でウッディから大切な役目を受け継いだジェシーが、本作ではシリーズの新たな顔として躍動する。持ち前の行動力と優しさを武器に、子どもたちの笑顔のために奔走する姿は、これまで以上に頼もしく映る。
監督・脚本を務めるのは、シリーズの生みの親でもあるアンドリュー・スタントン。第1作から31年を経てなお、『トイ・ストーリー』らしいユーモアと感動を保ちながら、現代ならではのテーマへと視線を広げている。
▼デジタル時代だからこそ響くメッセージ

本作が描くのは、テクノロジーと子どもたちの関係だ。スマートフォンやタブレットが身近な存在となった今、おもちゃたちは自分たちの役割について向き合うことになる。
ただし、作品は決してデジタルそのものを否定しない。新しい時代の楽しみ方を認めながらも、「実際に触れ合い、一緒に遊び、言葉を交わす時間には特別な価値がある」と優しく語りかける。そのバランス感覚こそ、ピクサー作品の真骨頂といえるだろう。
▼ウッディやバズの存在感も健在、世代を超える魅力

ウッディやバズなど、おなじみの仲間たちもそれぞれの形で物語を彩る。長年シリーズを見守ってきたファンにとっては思わず頬が緩む場面が散りばめられ、タブレットの「リリーパッド」ほか新たなキャラクターたちも自然に世界観へ溶け込んでいる。
また、ランディ・ニューマンによる親しみ深い音楽は変わらぬ安心感をもたらし、作品全体を包み込む。懐かしさと新鮮さが共存する演出は、子どもだけでなく大人の心にもまっすぐ届くはずだ。
映画『トイ・ストーリー5』は、7月3日(金)より全国劇場にて公開。
<『トイ・ストーリー5』作品情報>
■監督:アンドリュー・スタントン(『トイ・ストーリー』シリーズ、『ファインディング・ニモ』『ファインディング・ドリー』)
■共同監督:ケナ・ハリス ■製作:リンジー・コリンズ
■全米公開日:2026年6月19日 ■原題:Toy Story 5 ■日本公開:2026 年7月3日
■日本版声優:唐沢寿明(ウッディ)、所ジョージ(バズ)、日下由美(ジェシー)、竜星涼(フォーキー)ほか
■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン ©2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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