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『スター・トレック』女優アントワネット・バウアー死去 『トワイライト・ゾーン』でも活躍、93歳

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アントワネット・バウアー死去、93歳 『スター・トレック』『トワイライト・ゾーン』で活躍した名俳優
1967年、『スター・トレック』でウィリアム・シャトナーと共演したアントワネット・バウアー 写真:COURTESY EVERETT COLLECTION
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『スター・トレック:宇宙大作戦』や『トワイライト・ゾーン』で知られる女優アントワネット・バウアーが93歳で死去した。数々の名作ドラマで存在感を放ち、映画『プロム・ナイト』などにも出演した名俳優である。2026年4月30日、米ロサンゼルス・イーグルロックの高齢者施設で亡くなっていたことが分かった。

『スター・トレック』女優アントワネット・バウアー、シルヴィア役で世界中のファンに愛される

アントワネット・バウアーは1932年9月30日、ドイツ・バーデン=バーデンでドイツ人の母と英国人の父の間に生まれた。英国で教育を受けた後、1940年代後半には国連の国際難民機関(IRO)で言語監督兼福祉相談員として勤務し、第二次世界大戦後にヨーロッパやアジアで住まいを失った人々の支援に携わった。

1953年に家族とともにカナダへ移住すると、トロントで創設間もないカナダ放送協会(CBC)に入局。報道番組の制作や脚本執筆、生放送でのインタビューなどを担当する一方で俳優活動もスタートさせた。

その後ロサンゼルスを訪れた際、映画『バウンティ号の叛乱』で端役を務めたことをきっかけにハリウッドへ活動の拠点を移した。

『スター・トレック』では猫型エイリアンのシルヴィア役で人気

バウアーを語るうえで欠かせないのが、1967年放送の『スター・トレック:宇宙大作戦』シーズン2第7話「惑星パイラスセブンの怪」(原題:Catspaw)で演じた猫のような異星人シルヴィア役だ。

妖艶でミステリアスな敵役として強い印象を残し、ウィリアム・シャトナー演じるカーク船長との共演は現在もシリーズファンの間で語り継がれている。

友人グラッキン氏によると、訃報を知ったシャトナーは哀悼のメールを送り、晩年になっても世界中の『スター・トレック』ファンから手紙が届き続けていたという。

『トワイライト・ゾーン』では寓話的エピソードの主人公に

『スタートレック』『プロム・ナイト』出演俳優 アントワネット・バウアー死去、93歳
『トワイライト・ゾーン』の1963年のエピソードでの、アントワネット・バウワーとリチャード・ベースハート 写真:COURTESY EVERETT COLLECTION

もう一つの代表作が、1963年放送の『トワイライト・ゾーン』最終シーズンのエピソード「プローブ7、オーバーアンドアウト(原題:Probe 7, Over and Out)」である。

バウアーは、遠い惑星に取り残された女性イヴ・ノルダを演じた。そこにはリチャード・ベースハート演じる宇宙飛行士アダム・クックしかおらず、聖書のアダムとイブを思わせる寓話的な物語として高い評価を受けた。

映画『プロム・ナイト』『地獄で眠れ』でも存在感

映画でも幅広く活躍した。

1972年のホラー映画『獣になった男(原題:Superbeast)』では主演を務め、1980年公開のホラー映画『プロム・ナイト』ではレスリー・ニールセン演じる父親の妻で、ジェイミー・リー・カーティス演じる主人公の母親役を熱演した。

また1984年公開の『地獄で眠れ』では、チャールズ・ブロンソン演じる主人公に誘拐される女性を演じた。

テレビでも『コンバット!』『0011ナポレオン・ソロ』『ワイルド・ワイルド・ウエスト』『スパイ大作戦』『刑事コロンボ』『刑事コジャック』『ジェシカおばさんの事件簿』『いばらの鳥』など、1960〜80年代を代表する人気ドラマに数多く出演した。

さらに1989年から1992年にかけては、カナダのドラマ『ネオン・ライダー(原題:Neon Rider)』で3シーズンにわたりフォックス・デブリン役を演じ、主人公マイケル・テリー博士を支えるフォックス・デブリン役で親しまれた。

俳優引退後はドキュメンタリー制作や大工としても活躍

俳優業を退いた後も、その活動は多彩だった。

約10年前には、カナダのチャックワゴンレースを題材にしたドキュメンタリー映画を完成。数年にわたり競技者へ密着し、自ら撮影・監督・編集・ナレーションまで担当したという。

また、サンタモニカ・カレッジで大工技術を学び、ホームセンターのホーム・デポで勤務した経験もあった。自宅ではキャビネットや大型本棚を自ら設計・製作するなど、ものづくりへの情熱を生涯持ち続けた。

1963年にはテキサス出身のポップアーティスト、ジェームズ・ギル氏と結婚したが、その後離婚。異母弟ロジャーには先立たれている。

故人をしのぶセレモニーは9月26日に米カリフォルニア州パサデナで開催される予定だ。

半世紀以上にわたり映画・テレビ界で活躍したバウアー。その存在は、『スター・トレック』や『トワイライト・ゾーン』を愛する多くのファンの記憶の中で、これからも生き続けるだろう。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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