【追悼】ヘイデン・パネッティーア、元パートナーの世界王者クリチコと歩んだ「ウクライナ支援」の真実
現地時間8月16日、36歳で急逝した俳優のヘイデン・パネッティーア。ハリウッド全体が追悼の意を表するなか、ウクライナの国民的英雄であるボクシング世界王者ウラジミール・クリチコとの関係、そしてパネッティーアが情熱を注いだ政治支援活動の足跡に改めて注目が集まっている。
▼ヘイデン・パネッティーアとウクライナを結んだ運命の出会い

2000年代初頭、ヘイデン・パネッティーアが全米のテレビ界を席巻していた頃、ビタリ(現キーウ市長)&ウラジミール・クリチコ兄弟もまたボクシング界の頂点に君臨していた。
ふたりが出会ったのは、互いに人気絶頂を迎えていた2008年のこと。当時18歳だったパネッティーアは、ドラマ『HEROES/ヒーローズ』の共演者マイロ・ヴィンティミリアと交際中だったが、パーティーでの印象的な出会いを経て、翌年には交際をスタートさせた。
人気俳優と規格外のアスリートによるロマンスは、世間の注目の的となった。パネッティーアはクリチコの試合に足しげく通い、クリチコもパネッティーアのイベントに同行した。統一世界ヘビー級王者として君臨するクリチコと、ドラマ『ナッシュビル』で脚光を浴びるパネッティーアは、互いのキャリアを高め合っていった。
【画像】クリチコ、家族写真でヘイデン・パネッティーアを追悼
▼デモの壇上から戦時下の支援まで続いた情熱

パネッティーアとクリチコは2013年に婚約し、翌年には娘のカヤが誕生。公私ともに深く結びついたふたりは、2014年の親ロシア派政権に対する「尊厳の革命」の真っ只中、キーウ中心部のステージに登壇。「戦い続けてください。世界は必ず皆さんの声を聞いています!」と群衆に呼びかけ、ウクライナの主権を守るための支援活動に足を踏み入れた。
【画像】ウクライナへの連帯を発信したヘイデン・パネッティーア
子役出身のパネッティーアは、幼少期から「選択肢が限られていた」と語っていた。理不尽な巨大な力による支配に抗うウクライナの姿は、自身の人生の葛藤とも強く響き合っていたのだろう。ふたりは後に破局し、産後うつや依存症に苦しんだパネッティーアは親権を失うが、クリチコとの絆、そして同国への支援の思いが途絶えることはなかった。
2022年にロシアの全面侵攻が始まると、クリチコが軍に志願する一方、パネッティーアもSNSで寄付を呼びかけ救援団体「ホプロン・インターナショナル」を設立。「この大惨事をただ見ているなんてできない」と食料や医療用品の資金調達に奔走した。激化する戦火のなかパネッティーアはこの世を去ったが、その人道支援への情熱は今も深く刻まれている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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