ヘンリー王子夫妻が電撃帰国、王室との「和解」への一歩か?それでも消えない英国民の“わだかまり”
ヘンリー王子とメーガン妃が8月下旬、生活の拠点をカリフォルニアからイギリスへと移した。7年前に「上級王族からの離脱」を表明した夫妻の、まさかの本帰国。この決断に世界中が驚きを隠せずにいる。
▼ヘンリー王子夫妻、帰国の決め手は何だったのか

米『ハリウッド・リポーター』の取材によると、ヘンリー王子夫妻はカリフォルニアとポルトガルの邸宅は維持しつつ、当面はイギリスでの暮らしを続ける方針だという。この夏、チャールズ国王の私邸で過ごした時間が家族にとって格別だったことが、滞在延長の後押しになったようだ。
英『BBC』によれば、夫妻は先週、7歳のアーチー王子、5歳のリリベット王女、愛犬2匹とともにイギリス入りした。拠点は王室らしい装飾とは無縁のコッツウォルズの邸宅で、新学期に合わせて子どもたちの転入手続きを進めているという。
▼和解への道は険しいか、英メディアと世論の温度差

ヘンリー王子とメーガン妃が上級王族の座を退いたのは2020年1月のこと。以降、オプラ・ウィンフリーとの単独インタビューやNetflixドキュメンタリーを通じて、メーガン妃が受けた過酷な仕打ちと、報道にはびこる人種差別的な扱いの実態が明るみに出た。
英『ミラー』誌が読者を対象に実施した最新調査では、「夫妻はイギリス国民からの人気を取り戻せるか」との問いに、実に9割が「否」と回答している。積年の溝は今なお深いままだ。
ドキュメンタリーの中でヘンリー王子は、当時の家族の反応をこう振り返っている。「(家族には)『私たちの妻も同じような経験をしてきた。なら、なぜ君(ヘンリー王子)の恋人だけが違う扱いを受けなければならない? なぜ特別な保護を受ける必要があるんだ?』と言われました。それに対して、僕は『決定的な違いは、人種という要素があることだ』と答えました」
▼国王は歓迎、ウィリアム皇太子は困惑?王室内の温度差

米『ヴァニティ・フェア』誌によれば、がん治療を続けるチャールズ国王は帰国を心から歓迎しており、孫たちと会える機会が増えることを喜んでいるという。一方でウィリアム皇太子とキャサリン妃は困惑を隠せず、夏の休暇地であるバルモラル城で急きょ協議が持たれたと伝えられる。
皇族としての公務に復帰する予定はないものの、ヘンリー王子は慈善活動を継続する意向を崩していない。メーガン妃も、自身のライフスタイルブランド「As Ever」をイギリスから再展開する見込みだという。今回の帰国が本当の和解の一歩となるのか、その答えは今後数か月の動向にかかっている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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