ハリー・スタイルズ、NYで話題の「ピザ・ラット」に仮装!30公演を終えたMSG最終日に感極まる
ハリー・スタイルズが、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)で開催してきた全30公演のレジデンシーを完走した。ハロウィーンに合わせた恒例の「Harryween(ハリーウィーン)」最終公演では、ニューヨークで話題になった「ピザ・ラット」に仮装。NBAニューヨーク・ニックスのキャプテン、ジェイレン・ブランソンもサプライズ登場し、会場を沸かせた。ファンへの感謝を語る場面では、スタイルズが感極まる一幕もあった。
ハリー・スタイルズ、MSG最終公演でNY名物「ピザ・ラット」に仮装
スタイルズは10月31日、恒例のハロウィーン公演「Harryween」の2日目に登場。約10週間にわたって開催されたMSGでの全30公演を締めくくるステージで、全身を覆うネズミの着ぐるみ姿を披露した。
「キャリアにおけるこの記念すべき日に、ネズミの格好をしてみようと思ったんだ」
スタイルズは衣装について、そう冗談交じりに説明。手にはピザのスライスを持ち、ネズミの爪をイメージしたネイルを付けたままギターを演奏するなど、細部までこだわった姿で観客を楽しませた。
今回の仮装は、2015年にインターネット上で話題になった「Pizza Rat(ピザ・ラット)」がモチーフ。ニューヨークの地下鉄駅の階段で、ネズミが自分の体よりも大きなピザの一切れを運ぶ動画が拡散し、世界的なインターネット・ミームとなった。
バンドメンバーもニューヨークにちなんだ仮装でステージに登場。自由の女神やアンディ・ウォーホル、アナ・ウィンターなど、街にゆかりのある人物やランドマークに扮し、ハロウィーン公演を盛り上げた。
前夜の10月30日の公演では、スタイルズはエルヴィス・プレスリーに扮したほか、16歳で出演したオーディション番組『Xファクター』の初登場時の衣装も再現。当時のオーディションで歌ったスティーヴィー・ワンダーの「Isn’t She Lovely」も披露していた。
観客もハロウィーンらしい仮装で会場を彩った。画家のボブ・ロスや踊るロブスターなど、個性的な衣装が見られたほか、スタイルズの楽曲「Aperture」のミュージックビデオに登場する持ち帰り用のビニール袋を模した仮装も。「have a nice day(良い1日を)」という文字まで再現されていた。
もっとも、全身を覆うネズミの着ぐるみは、パフォーマンスを続けるには暑すぎたようだ。スタイルズは途中で衣装を変更し、ネズミの耳としっぽ、「I AM A RAT」と書かれたTシャツという姿でステージに戻った。
ジェイレン・ブランソンがサプライズ登場!30公演完走を祝福
この日の大きなサプライズとなったのが、NBAニューヨーク・ニックスのキャプテンで、2026年のNBAファイナルMVPにも輝いたジェイレン・ブランソンの登場だ。
スタイルズが衣装を着替えた後、ブランソンがステージにサプライズ登場。30公演に及んだMSGでのレジデンシーを記念するバナーを手渡し、祝福した。
ブランソンは、数週間前にスタイルズがニックスの記念イベントに駆けつけてくれたことに触れ、今度はMSGとニックスを代表してお祝いに来たと説明。さらに、自身はこれまで3回スタイルズの公演を観ているのに対し、スタイルズはまだニックスの試合を1度しか観ていないと冗談を飛ばし、会場の笑いを誘った。
スタイルズは10月、ニックスのNBAファイナル優勝を祝う記念イベントにも参加していた。今回のブランソンの登場は、そのお返しともいえるサプライズとなった。
トーキング・ヘッズの「Psycho Killer」も初披露!ファンとの交流で笑顔
この日のセットリストは、最新アルバム『Kiss All the Time. Disco, Occasionally』の収録曲「Dance No More」で幕を開け、アンコールの「Aperture」で締めくくられた。
「Watermelon Sugar」「As It Was」「Sign of the Times」などの人気曲に加え、この日はトーキング・ヘッズが1977年に発表した名曲「Psycho Killer」も披露。スタイルズにとって、同曲のライブカバーはこの日が初めてとなった。
観客との軽妙なやり取りも、スタイルズのライブならではの見どころとなった。
ある女性が「好きな人が婚約してしまった」と書かれたプラカードを掲げているのを見つけると、スタイルズは気持ちを伝える機会を逃してしまったのではないかと冗談交じりに反応。婚約した2人が別れる可能性まで持ち出し、会場を笑わせた。
一方、心温まる場面もあった。「初めてのコンサートのために、トリック・オア・トリートを諦めた」と書かれたプラカードを持つ少年を見つけたスタイルズは、思いきり楽しむこと、そして寝る前に歯を磨くことの2つをアドバイス。少年にとって忘れられないハロウィーンの夜となったに違いない。
30公演を完走!ファンへの感謝を語り、約20分間ステージに残る
公演の終盤、スタイルズはレジデンシーを支えてくれたファンに感謝の言葉を送った。アメリカ各地だけでなく、世界中から会場に足を運んでくれた観客にも触れ、10週間にわたる公演を振り返った。
「今夜もすばらしかった。毎晩、本当にすばらしかった。会場に来てくれて、仮装してくれて、僕たちに愛情を注いでくれてありがとう。みんなのおかげで、僕の人生は何度も大きく変わりました。ここで過ごしたすべての瞬間を覚えていられる。本当に楽しかった。一緒に踊ってくれてありがとう。このアルバムを書いたとき、まさにこんな気持ちになれる作品にしたかったんです」
感情をにじませながら、そう語ったスタイルズ。MSGで過ごした30公演が、本人にとってもかけがえのない時間だったことをうかがわせた。
公演が終了した後も、スタイルズはすぐにはステージを離れなかった。約20分間にわたりステージ上を歩き回り、ファンに投げキスを送り、ピザを食べ、バンドメンバーと踊るなど、最後の時間を惜しむように過ごした。
MSGでのレジデンシーは幕を閉じたものの、ワールドツアー「Together, Together」はまだ続く。次はオーストラリアへ向かい、11月27日、28日、12月2日、4日にメルボルン公演を開催。さらに12月12日、13日にはシドニーでステージに立ち、2026年のツアー日程を締めくくる。
2027年4月2日には、フェニックス公演を皮切りに北米ツアーを再開。アメリカとカナダの12都市を巡った後、ヨーロッパへと向かう。8月25日、27日、28日にはロンドンのウェンブリー・スタジアムで3公演を開催する予定だ。
2022年の15公演を上回る全30公演を成功させ、MSGの天井には記念のバナーも掲げられた。ニューヨークの街にちなんだ仮装とサプライズゲスト、そしてファンへの感謝に包まれたハロウィーンの夜。スタイルズにとっても、観客にとっても、忘れられないフィナーレとなった。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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