「ジョルジオ アルマーニ」がヴェネツィアでファッションショーを開催 ジェシカ・チャステインら総勢500人の豪華ゲスト集結

第80回ヴェネツィア国際映画祭のハイライトは、ブルーのタキシードに身を包んだジョルジオ・アルマーニがランウェイに堂々と登場し、幸せそうに歩く姿だった。

アルマーニのイベント「One Night Only」には、“キング・ジョルジオ”の友人ソフィア・ローレンをはじめ、俳優のベニチオ・デル・トロ、ジェシカ・チャステイン、監督のアン・リー、ガブリエレ・サルヴァトレス、ジュゼッペ・トルナトーレら総勢500人以上のゲストが駆け付けた。

7分間続いたスタンディングオベーションの中には、ケリー・ワシントン、シドニー・スウィーニー、セイディー・シンク、ルイ・ガレル、レゲ＝ジャン・ペイジ、スー・チー、エヴァ・デュヴァーネイ、ルカ・グァダニーノらの姿も。“世界中のゲストを歓迎します”という看板の通り、ファッションと映画が1つの街で出会い、驚くべき夜を作り出していた。

造船所を修繕した会場・アルセナーレのランウェイには65人のモデルが登場。89歳のジョルジオ・アルマーニが「アルマーニ プリヴェ」のファッションショーを再解釈し、ヴェニスにインスパイアされた貴重なドレスも披露。クリスタルやひだ襟を施したグラデーションのイブニングドレスは、テーマの“ハーレクイン”を想起させる比類なき職人技が光っていた。

歌手のケルシー・バレリーニは米ハリウッド・リポーターに対し「アルマーニ氏が称賛やリスペクトを浴びながらランウェイを1周する姿に鳥肌が立ちました。ファッションも素晴らしかったです」とコメントした。

これまで「One Night Only」は、ロンドン、東京、北京、ローマ、ニューヨーク、パリ、ドバイの世界7都市で開催されてきた。「アルマーニ ビューティー」はヴェネツィア映画祭のメインスポンサーを務めており、映画『アメリカン・ジゴロ』などの衣装デザインも手掛けてきたアルマーニはまさにこの時期にピッタリの人だと言えるだろう。

ショーの前日、ヴェネツィアのルイージ・ブルニャーロ市長からアルマーニに“Golden Lion in Murano”が授与された。ブルニャーロ市長は「彼の美への素晴らしい情熱は、やがて成功を収めた企業へと姿を変えました。世界で“メイド・イン・イタリア”のシンボルとなっています」と称えた。

アルマーニはプレショーで「市の意思表示に胸がいっぱいです。像はゴールドではありませんが、それでも凄く嬉しいです」とジョークを飛ばし、「最初に訪れたときから、ヴェニスとその色彩に雷で撃たれたような衝撃を受けました。享楽的な雰囲気をまとった夢のような楽園です。一方で、独特な優雅さも感じさせられます」と語った。

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳／和田 萌