全米俳優組合「SAG-AFTRA」とスタジオが交渉を再開へ

©THR ILLUSTRATION / MICHAEL BUCKNER
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全米俳優組合(SAG-AFTRA)とスタジオを代表する映画テレビ制作者同盟(AMPTP)が4日、合同声明を発表し、6日から交渉を開始することを明らかにした。

両者は声明内で「交渉は6日に開始し、週末にかけて内部で調整したのち9日に再開します」と伝えている。

SAG-AFTRAは2日、ストが始まった7月以来初めてAMPTPとの交渉を再開。ロサンゼルスに構える組合本部に場所を移し、Netflixのテッド・サランドス共同CEO、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのデイヴィッド・ザスラフCEO、ディズニーのボブ・アイガーCEO、NBCユニバーサル・スタジオ・グループのドナ・ラングリー会長ら業界のトップリーダーが招かれた。

SAG-AFTRAの交渉責任者、ダンカン・クラブトリー=アイルランド氏は生成AIをめぐる連邦取引委員会への対応のため、4日の取引は欠席。クリエイティブ業界で脅威的な存在のAIは、今回の交渉で最も重要な争点の1つだ。

クラブトリー=アイルランド氏は議論のなかで、AI使用に関する“ダブルスタンダード”について主張した。「もし個人がスタジオ会社の著作権保護コンテンツを侵害し、お金を払わずにバラ撒いたなら、その人は大量の金銭的・法的な問題に直面するだろう。では、なぜその逆はダメなんでしょうか?AIトレーニングに知的財産を利用された個人も、同じように保護されるべきではないのですか?」

組合によると、今回の交渉では「人間の創作物を保護すること、そして“デジタル複製”を演者から作成した場合またはAIによって声や顔を変更した場合はインフォームドコンセントと相応の報酬を必須にすること」を含んだ包括規定を要求するという。

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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