モーガン・スパーロック監督が死去、53歳 ― 代表作に『スーパーサイズ・ミー』

モーガン・スパーロック 写真: GETTY IMAGES
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ドキュメンタリー映画『スーパーサイズ・ミー』でアカデミー賞にノミネートされたモーガン・スパーロック監督が23日、がんの合併症のため亡くなった。53歳だった。

モーガンさんの弟は、声明で「モーガンは芸術、アイデア、そして寛大さを通して多くのものを与えてくれました。世界は今日、真の創造的天才であり、特別な人を失ってしまいました。共に仕事ができたことを心から誇りに思います」と述べた。

遺族によると、モーガンさんは家族と友人に見守られるなか、ニューヨークで安らかに息を引き取ったという。

モーガンさんは2004年、ドキュメンタリー映画『スーパーサイズ・ミー』で長編監督デビュー。監督自身が、マクドナルドが提供する食事を30日間、1日3食摂り続けるという内容で、サンダンス映画祭では最優秀監督賞を受賞。その後、オスカーにノミネートされるなど、大きな話題を呼んだ。

実験の結果、モーガンさんの体重は約11キロ増加し、うつ状態や気分変動を経験。ファストフード中心の食生活がもたらす影響を証明し、映画の公開から6週間後には、マクドナルドが「スーパーサイズ」メニューを廃止することとなった。

モーガンさんはその後、『モーガン・スパーロックの30デイズ』、『ビン・ラディンを探せ! スパーロックがテロ最前線に突撃!』、そして『ワン・ダイレクション THIS IS US』など、数々のドキュメンタリー作品を手がけた。『スーパーサイズ・ミー』の続編『スーパーサイズ・ミー2 ホーリーチキン!』が遺作となった。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌

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