『ボルテスV レガシー』日本向け“超電磁編集”版で10・18公開決定

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1977年に放送されたロボットアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」をフィリピンで実写映画化した『Voltes V: Legacy』が、日本向けに再編集した『ボルテスV レガシー』として10月18日に公開されることが決まった。

「ボルテスV」は、「超電磁ロボ コン・バトラーV」に続きロボットの戦いに敵味方双方の人間ドラマや家族に焦点を当てるなどストーリー性を加味。長浜忠夫監督の名から「長浜ロマン」と呼ばれ、現代につながる大人も楽しめるアニメの潮流をつくった作品といわれる。

日本での放送開始とほぼ同時期に海外展開もスタートし、特にフィリピンでは熱狂的に受け入れられた。国民の94%がアニメを知っており、主題歌「ボルテスVの歌」はほとんどが日本語で歌えるほどで第二の国歌とも呼ばれるなど圧倒的に支持された。その熱気は現代にも続き、ついには映画1本と実に90話に及ぶテレビシリーズも制作された。

日本公開版は、フィリピン版には含まれなかったシーンを追加して再編集し、全編をリマスターしてCGのクオリティも格段にアップさせた“超電磁編集版”。マーク A. レイエス監督は、「『ボルテスV レガシー』の日本公開決定、おめでとうございます。ボルテスVへの私たちの愛と情熱を感じて、楽しんでください。レッツ・ボルトイン」とコメントを寄せた。

また、テレビシリーズも日本向けに特別編集し今秋にTOKYO MXテレビで放送されることが決定。フィリピンのオリジナル版の放送も準備が進められており、放送から50年近くがたち、再び「ボルテスV」熱が高まりそうだ。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴木元

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