ピクサーCCO、アニメの実写化は“煩わしい”と発言 ―「オリジナルの映画を作りたい」

『レミーのおいしいレストラン』写真: WALT DISNEY CO./COURTESY EVERETT COLLECTION
『レミーのおいしいレストラン』写真: WALT DISNEY CO./COURTESY EVERETT COLLECTION
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ピクサーのピート・ドクターCCOが、アニメを実写化するブームについて、「煩わしい」と発言した。

ネット上では、ピクサーのヒット作『レミーのおいしいレストラン』(2007)を実写化した場合、俳優のジョシュ・オコナーを主人公役に推す声が上がっていた。

米『TIME』から、そのトレンドについて問われたドクター氏は、「こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、何だか煩わしいですね」と返答。そして、「私はオリジナリティのある映画を作りたいです。リメイクすることは、個人的にはあまり興味を引かれません」と続けた。

また、オコナーの起用はおそらく実現しないとしながら、「実写版のネズミを可愛く見せるのは難しいはず」と述べた。

「私たちの作品の大半は、アニメの世界だからこそ上手くいくのです。もし、空を飛ぶ家に人間が入っていくと、『ちょっと待てよ。家はめちゃくちゃ重い。風船がどうやって家を持ち上げているんだ?』と考えてしまうでしょう。でもアニメだったら、人間が家の中に立っていても、『よし、信じてみよう』となります。私たちが築き上げた世界は、簡単には変換できないのです」

※本記事は英語の記事から抄訳・編集しました。翻訳/和田 萌

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