『インサイド・ヘッド2』が世界興行収入でアニメ映画歴代トップに ―「アナ雪2」超え

『インサイド・ヘッド2』写真: DISNEY/PIXAR
『インサイド・ヘッド2』写真: DISNEY/PIXAR
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ピクサーの『インサイド・ヘッド2』(8月1日公開)が、同じディズニー作品の『アナと雪の女王2』を抜いて、世界興行収入で歴代ハリウッドアニメ映画の最高記録を達成した。23日の時点で、全世界累計興収は14億6200万ドルに達している。

ディズニー・アニメーションの『アナと雪の女王2』は2019年、14億5100万ドルを記録(現在2位)。現在、アニメ映画の歴代興収ランキング第3位は、イルミネーションとユニバーサルの映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(13億6100万ドル)、第4位は『アナと雪の女王』(12億7400万ドル)、第5位はピクサーの『インクレディブル・ファミリー』(12億4200万ドル)と続いている。

アニメ・実写を問わない全体の歴代世界興収ランキングでは、『インサイド・ヘッド2』は22日に昨年の大ヒット作『バービー』(14億4600万ドル)を追い抜き、第13位に躍り出た。つまり、『インサイド・ヘッド2』は、2023年の『バービー』以来の最大のヒット作となった。

『インサイド・ヘッド2』の歴史的な快進撃は、ピクサーの最近の苦戦などを考えると、今シーズン最大のサプライズと言えるだろう。家族連れは映画館に行くよりもストリーミング配信を待つことに慣れてきており、ファミリー向けアニメ映画市場にも混乱が生じている。

ピクサーの問題は、ボブ・チャペック前ディズニーCEOの体制下で、3作品が直接ストリーミング配信されたことで更に複雑化していた。『インサイド・ヘッド2』は、歴史あるアニメーション・スタジオにとって、まさに救世主となった。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌

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