リドリー・スコット、『エイリアン: ロムルス』の出来に安堵 ― 監督への“ある助言”も明かす
新作『エイリアン: ロムルス』のLAプレミアが12日に開催され、フェデ・アルバレス監督とともに、1作目『エイリアン』(’79)、そして『プロメテウス』(2012)と『エイリアン: コヴェナント』(2017)を手がけたリドリー・スコットが登場した。
『エイリアン: ロムルス』でプロデューサーを務めたスコットは、米『ハリウッド・リポーター』に対し、本作を初めて鑑賞したときのことについて、「『これは大作になりそうだ』と非常に安心しました」と振り返った。
Ridley Scott shares the advice he gave to director Fede Álvarez after he watched a cut of #AlienRomulus for the first time pic.twitter.com/XiDJuzyel7
— The Hollywood Reporter (@THR) August 13, 2024
その後、アルバレス監督にメモを渡したという。「彼(アルバレス)は、こっそりとそのメモを読むと、壁を蹴ってドアをパンチしていましたね。戻ってくると、『素晴らしいアドバイスでした』と言いました」
また、スコットによると、映画を短くするように提案したという。「監督は、作品を長く作ってしまうものです。自分のエネルギーを失わないように、長くするのです。こういった映画にとって、エネルギーはすべてです。彼(アルバレス)は、あまりに沢山のことを盛り込んでいたのです。そこまで長くする必要はありませんでした」
Director Fede Álvarez explains how he brings his "biggest nightmares" to screen with #AlienRomulus pic.twitter.com/lHZLRhOlag
— The Hollywood Reporter (@THR) August 13, 2024
一方で、映画『ドント・ブリーズ』や『死霊のはらわた』などで知られるアルバレス監督は、シリーズのバトンを受け継いだことについて、次のように語った。
「私にとって、『エイリアン』はつねに最も恐怖を感じる作品でした。なので、その世界に足を踏み入れ、今までにないやり方で新たに命を吹き込むというのは、悪夢を生み出すような経験でしたね」
ケイリー・スピーニー、デヴィッド・ジョンソン、アーチー・ルノー、イザベラ・メルセード、スパイク・ファーンが出演する『エイリアン: ロムルス』は、荒廃した宇宙ステーション内で“最恐の生命体”と遭遇した若者たちの姿を描く。9月6日、劇場公開。
※本記事は英語の記事から抄訳・編集しました。翻訳/和田 萌
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