KATSEYE(キャッツアイ)― 世界を魅了する新たなガールズグループとメンバーの挑戦

K-Pop Girl Group Katseye Is Ready to Do It Their Own Way
Netflixのドキュメンタリーシリーズ『ポップスター・アカデミー: KATSEYEになるまで』 写真:Cody Critcheloe
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昨年、K-POP大手企業HYBEとGeffen RecordsのグローバルガールグループKATSEYE(キャッツアイ)の6人のメンバーを発表した。

アメリカ、フィリピン、韓国、スイス出身のメンバーで集まったグローバルグループであり、オーディション番組『The Debut: Dream Academy』を通じて、K-POPアーティストの育成方法を用いて結成された。

そして、ダニエラ、ララ、マノン、メーガン、ソフィア、ユンチェの6人がグローバルグループのメンバーとして選ばれたことが発表されてから9か月後、KATSEYEは初のEP『SIS(Soft Is Strong)』をリリース。

8月21日に配信されたNetflixのドキュメンタリーシリーズ『ポップスター・アカデミー: KATSEYEになるまで』では、グループ誕生の過程を追った映像が公開されている。

彼女たちは16歳から22歳までのメンバーで構成されている。KATSEYEのメンバーたちにとって、この数ヶ月はまさにめまぐるしいものだった。6月には初のシングル「Debut」をリリース。この曲は、パワフルで若々しいポップトラックで、その名にふさわしいデビュー作になっている。そして7月には、キャッチーでリラックスした雰囲気のポップソング「Touch」をリリースした。

ダニエラは「私たちのデビューは本当に素晴らしかったです。これ以上ないほどの成功でした。ついに音楽を発表して、KATSEYEとしての私たちを世界に見せられたことに、私たちはとても興奮していました。このアルバムのために本当に一生懸命取り組んできました」と米ハリウッドリポーターに語っている。

KATSEYEは先月、KCON L.A.の三日目のコンサートでグループとして初のライブパフォーマンスを披露した。すでにベテランのようなパフォーマンスを見せた彼女たちは、そのステージについてまだ信じられない気持ちでいるようだった。「あの瞬間を文字通り一生忘れないでしょう」とソフィアは感激して語っていた。

「本当に私たちの人生の中でも最高の日のひとつです。なぜなら、あれがKATSEYEとしての初めてのライブパフォーマンスだったからです」と21歳のソフィアは続けて語り、グループがこのパフォーマンスのために万全の心構えを作るため、練習で観客の歓声を模した音を使って一生懸命準備をしていたことも明かしてくれた。

「私たちは皆、その瞬間に本当に集中できていました。焦点をしっかり合わせて、ファンのみんなの顔をしっかり見ることができました」

「みんな一生懸命努力したからこそ、その瞬間を楽しむことができました。なぜ私たちがこれほど一生懸命に努力し、長時間練習を続けるのか、その理由が本当に明らかになったように感じました。私たちは本当に、その瞬間に完全に没頭していました」とソフィアが感慨深げに語った。

ロサンゼルスのエル・レイ・シアターで開催されたファンイベントでステージに立つKATSEYE 写真:Rahul Bhatt

ララは「本当に最高の第一印象を与え、私たちができる限りの最高のパフォーマンスを届けたかったんです」

「ドキュメンタリーを通しても、私たちが行ったすべてのトレーニング、この瞬間に至るまでのすべてを人々に見てもらいたかったです。私たちは本気だということ、そしてここに長く居続けるつもりだということを示したかったんです」とララは付け加えた。

グループは火曜日に行われた初のファンイベントでファンに向けてパフォーマンスを披露した。彼女たちはより親密な環境でファンたちと触れ合う機会を得て、大きな節目となった。

「私たちにとって本当に意味のあるものでした」と、16歳のグループ最年少のユンチェが言った。

水曜日に公開されたドキュメンタリーシリーズは、Dream Academy以前のメンバーたちが受けたトレーニングの舞台裏を紹介している。

「このドキュメンタリーは非常に濃厚です。とても感情的です。私はほぼすべてのエピソードで泣いてしまいましたが、素晴らしいドキュメンタリーです」とダニエラは語っている。

『ポップスター・アカデミー: KATSEYEになるまで』の瞬間を振り返ることで新たな発見があったかと問われた際、グループはチームワークの裏側を披露し、ソフィアはKATSEYEがとても親密で、お互いにコミュニケーションを取っていると強調。

「ドキュメンタリーが公開されると知ってから、実際に見る前に、みんなで『あれは2年、3年前の私たちだったんだよね。私たちはこの狂ったように厳しいプロセスを経験した、まだ子供だったんだ』と話し合いました」

「私たちはKATSEYEのメンバーとしても、姉妹としても大きく成長したので、今の私たちを揺るがすものは何もありません」

彼女たちのデビューEP『SIS(Soft Is Strong)』には、「Debut」や「Touch」など、5曲が収録されている。しかし、映画のラストを飾るようなゆっくりとした甘い曲「My Way」が特に印象付けられる。「Like a firework showin’ up over your town / Even if it all burns out / I did it my way」は、グループ内でもお気に入りの歌詞となっているようだ。

KATSEYEの最終メンバーを発表した際、ソフィア、ララ、ユンチェ、メーガン、ダニエラ、マノンがステージ上で抱き合う 写真:ivien Killilea/Getty Images for HYBE x Geffen Records

ダニエラは、「My Way」で自身で作詞した’Thick hair / Big curls and they all stare / Yeah, I tried to fit in your box of pink Barbie dolls / Found I still couldn’t win them all’の歌詞に深く共感していると強調する。

「私はいつも新しい女の子で、いつも馴染もうとしていました。女友達のグループができたことは一度もなく、本当の自分をそのまま受け入れてくれる人もいなかったので、見た目や行動を変えようとしました。振り返ってみると、それが間違っていたことに気づきました。自分自身をありのまま受け入れ、自然な巻き髪を大切にするべきだと学びました。私は自分らしさのおかげでこのグループに入ることができたと思うし、それを本当に大切にしなければならないと感じています」

メガンもこの曲に惹き付けられている。「歌詞は私たち全員の物語を本当に美しく、具体的に表現しています。‘Never want to do what I’m told / Even if I mess it all up and make a million mistakes’ という部分は、私の人生のモットーのように感じます。私はいつも自分の失敗から学びたいと思ってきました。ただ成長し、女の子として自分の失敗から学び、自分の生き方を見つけたいんです」

KATSEYEには、ビヨンセ(マノン)やM.I.A.(ララ)といった音楽的なインスピレーションを受けたメンバーがいる。

「父は私のことをビヨンセと呼んでいました。私は彼女に夢中でした」とマノンは笑いながら、ビヨンセのNetflixドキュメンタリー『Homecoming: A Film by Beyoncé』を見るのが大好きだと語る。

「新しいアーティストとしてとても刺激的で、たくさんのモチベーションを与えてくれます。彼女の仕事への姿勢は他に類を見ないもので、素晴らしいことを成し遂げています。だからこそ、彼女は長い間この業界で活躍しているのだと思います」

ララは、M.I.A.の音楽への影響が、自分がインスピレーションを受けた理由を「彼女は、褐色の肌の少女として、メディアで初めて本当に影響力を持った南アジアのアーティストでした」と語る。

「彼女のおかげで、自分に自信を持ち、何も飾らずに自分らしくいること、そして常に美しくある必要はないことを学びました。ただ自分自身でいることが大切なんです」

未来を見据え、KATSEYEは自分たちがどうありたいか、そして世界にガールグループとしてどう見られたいかについて明確なビジョンを持っている。

マノンは、「私たちが最も大切にしていることのひとつは、多様性を示したいということです。私たちのグループが持つ美しい点のひとつは、どんな若い女の子でも私たちを見て、自分自身を重ね合わせることができることです。私たちはとても多様で、みんな違っているからです」

彼女はさらに、「私たちはいつもそんな存在になりたかったので、それを実現していることが夢のように感じます」と語った。

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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