カンヌ受賞作『Emilia Pérez』予告公開 ― 4人の女性の幸福への旅を描く“クィアな犯罪ミュージカル”

Zoe Saldaña and Karla Sofia Gascón in 'Emilia Pérez.'
ゾーイ・サルダナ、カルラ・ソフィア・ガスコン、映画『Emilia Pérez(原題)』写真: Courtesy of Netflix
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第77回カンヌ国際映画祭で審査員賞に輝いた、ジャック・オーディアール監督作『エミリア・ペレス / Emilia Pérez(原題)』のティーザー予告が解禁された。

カンヌでは審査員賞のほか、高い評価を受けた本作の演技で、ゾーイ・サルダナセレーナ・ゴメスカルラ・ソフィア・ガスコン、そしてアドリアナ・パズの4人が女優賞を受賞。ガスコンは、カンヌで受賞を果たした史上初のトランスジェンダー女性となった。

スペイン語作品の『Emilia Pérez』は、カルテルのボス・エミリア(ガスコン)が、自身の本当のジェンダー・アイデンティティを受け入れるため、不遇の弁護士・リタ(サルダナ)に死の偽装を手助けしてもらうさまを描く“犯罪ミュージカル”。解放的な歌やダンス、大胆なビジュアルを通して、4人の類まれなるメキシコの女性たちの幸福への旅を追う。

米『ハリウッド・リポーター』の批評家、デヴィッド・ルーニー氏は、本作について「J・オーディアールは、新鮮で活気に溢れ、そして心を打つ作品を作り上げた。静かに舞い上がる力強さによって、支えられている」と綴った。

映画『Emilia Pérez』は、北米で11月13日よりNetflixにて配信開始(日本でのリリースは未定)。

※本記事は英語の記事から抄訳・編集しました。翻訳/和田 萌


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