『教皇選挙』が2025年SAG賞でトップの栄冠に

John Lithgow, Ralph Fiennes, Sergio Castellitto, and Isabella Rossellini
左から、J・リスゴー、R・ファインズ、S・カステリット、I・ロッゼリーニ 写真:Matt Winkelmeyer/Getty Image
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『教皇選挙』は2025年SAG賞授賞式において見事、トップの賞とされるキャスト賞に輝いた。

授賞式では主演を務めたレイフ・ファインズが共演者のジョン・リスゴー、イザベラ・ロッゼリーニ、およびセルジオ・カステリットと共に登壇し、映画キャストによる最高の演技に対して贈られた賞をプレゼンターのハリソン・フォードから受け取った。

登壇したファインズは「私はここで話す役目として選挙で選ばれたわけではありません。私はこのコンクラーベ(教皇を選出する会議)、すなわち私たちのアンサンブルを代表して話す役目を任されたのです」と『教皇選挙』にて描かれた緊迫の教皇選出プロセスを踏まえつつ語った。更に彼は監督を務めたエドワード・ベルガーに対しても「私たちはエドワードと一緒に恵まれた時間を過ごしました。彼の知性と洞察力、そして私たちに対する気遣いのお陰でこのアンサンブルは成り立ったのだと思います」と感謝の気持ちを述べている。

またファインズは、『教皇選挙』が持つメッセージについても次のように語っている。「皆さんはよくコミュニティの大切さについて人々が雄弁に語るのを耳にしてきたでしょう。だから私からはこれ以上申し上げることはありません。ですが、この作品、そして現実の世界におけるその重要さを私たちはわかっているはずです。私たちが祝福しているのはコミュニティの重要さです」

キャスト賞には他に『アノーラ Anora』『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』『エミリア・ペレス』および『ウィキッド ふたりの魔女』と注目作がノミネートされていた中で、『教皇選挙』が見事に熾烈な競争を勝ち抜いた形だ。昨年はこの賞に輝いた『オッペンハイマー』(2023)が7部門でアカデミー賞に輝いているだけに、今年もSAG賞がオスカーの趨勢を占うものになるのか注目だ。

※本記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら

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